感情的な判断が招いた結果
その後、弟と義父のC山部長は、プライドを傷つけられた腹いせに、私の会社をプロジェクトから外そうと画策したようです。
しかし、現場レベルでは私たちの技術や監理が不可欠だったため、現場監督や協力会社からは猛反対が起こりました。結局、彼らの独断で強行された「取引の見直し(業者変更)」は、現場に多大な混乱を招き、工期の遅れや品質低下を招く結果となったのです。
社内調査の結果、C山部長たちの個人的な感情による業者選定が問題視され、彼らは社内での信頼を大きく失うことになりました。
今回の出来事は、弟にとって思いがけない展開だったでしょう。しかし、それは「個人的な感情を仕事に持ち込み、現場の努力を軽視した」という、プロとして最もやってはいけない判断が招いた結果です。
会社の規模や立場で人の価値を測り、見下すような態度は、巡り巡って自分たちの首を絞めることになる。そんな厳しい、けれど大切な教訓になったのではないでしょうか。
まとめ
弟は昔から、私の仕事を軽く見ているところがありました。しかし実際には、多くの人が関わりながら1つの建物が完成しています。設計者、施工会社、職人、現場管理者。そのすべてがあってこそ、建物は形になるのです。
肩書や会社の規模もその人が努力してきた証ではありますが、それだけでは測れないものもたくさんあります。今回の出来事を通して、私はこれからも自分の仕事を誠実に続けていこうと思いました。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。








