
新築のマイホーム計画が進み、いよいよ地鎮祭の日を迎えました。家族そろって大切な節目を迎えられることを楽しみにしていたのですが、その日、私は義母のある行動に言葉を失うことになったのです。
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地鎮祭の前に始まった「栗拾い」
当日、地鎮祭の準備が進む中、義母が突然しゃがみ込み、何かを拾い始めました。
視線の先を見ると、敷地内に隣家の栗の木から落ちてきた栗の実がいくつか転がっていたのです。義母は夢中になって栗を拾い集め、「もったいないわねぇ」とうれしそうな様子でした。
最初は「始まるまでの間だけかな」と思っていたのですが、神主さんが到着し、いよいよ地鎮祭が始まっても、義母はその場へ来ようとしません。
まさかと思いながら振り返ると、義母はまだ栗を拾い続けていたのです。
「もう少しもらえます?」
さらに驚いたのは、その後でした。
たまたま隣家を管理されている方がいらっしゃったため、私たちはごあいさつへ向かいました。すると義母は、その方に向かって笑顔でこう言ったのです。
「栗の実、もう少しもらえます?」
その瞬間、私も私の両親も思わず言葉を失いました。地鎮祭という大切な場で、まさかそんなお願いをするとは思ってもいなかったのです。








