
45歳のときに子宮筋腫で子宮と両側の卵巣を摘出した私。生理がなくなったことへの喜びもつかの間、その後に待ち受けていたのは、思っていた以上につらい更年期症状でした。更年期症状について周囲に理解してもらえず、苦しむこともありました。子宮と両側の卵巣を摘出してから始まった、私の更年期症状の体験を紹介します。
★関連記事:ただの貧血だと思ってたら命の危機!?輸血レベル状態に医師も絶句 #貧血放置で子宮筋腫手術 1
40歳を過ぎてから出血量と生理痛に悩まされる
私は40歳を過ぎたころから、生理のたびに出血量が徐々に増えていくようになりました。大きなナプキンを使用しても漏れ出るほどの量だったのです。そのうちめまいがひどくなり、病院で診察を受けると、最高血圧が80mmHg、最低血圧が40mmHgと低く、検査の結果、重度の貧血だと診断されました。鉄剤を処方してもらい、しばらくそれで対処しながら生活していました。
それから3年ほどが経過し、生理痛もひどくなってきたため、病院で診てもらうことにしました。内診をしてもらうと小さな筋腫があると言われました。しかし、医師からは、年齢などを考えると筋腫が急に大きくなる可能性は高くないと言われ、そのまま様子を見ることにしました。
その間にも生理でもないのに下腹部が痛くなったり、めまいの頻度も多くなったりと、立っていられないほどのだるさを感じるようになりました。症状は、普段通りに生活するのが難しいほどでした。
大学病院で子宮と卵巣を全摘出
思い切って、かかりつけではない産婦人科クリニックで診察を受けることにしました。私が住んでいる地域では評判の良いクリニックだったので、何か手立てを考えてくれると期待していきました。
内診を受けると、「すぐに子宮摘出を検討したほうが良い」と言われました。筋腫はすでにリンゴ大ほどに大きくなっていて、変性している可能性があるとのことでした。急いで対処しなければならない状態だそうで、近くの大学病院を紹介されて診察を受けました。
幸いにも、子宮肉腫(しきゅうにくしゅ:子宮の筋肉や結合組織などから発生する、まれな悪性腫瘍)ではありませんでした。ですが、空き状況を見て、なるべく早く子宮と両側の卵巣を摘出する手術を受けたほうがよいと言われ、それから2週間後に入院しました。翌日に開腹手術がおこなわれました。
主治医からは、
「卵巣を摘出すると女性ホルモンの分泌が大きく低下し、更年期症状が出る可能性があります。一方で、卵巣を残した場合は、将来的に卵巣の病気が見つかる可能性もあります」
と説明され、私は思い切って摘出することに同意しました。
当時の私は、更年期症状よりも将来の卵巣の病気のほうが心配で摘出を選んだのですが、術後の体調変化は想像以上でした。主治医からも
「更年期症状を甘く見ないでくださいね」
と言われていましたが、私は
「ただホットフラッシュで暑くなるだけでしょ」
と軽く考えていたのです。








