
私には2人の息子がいます。夫が亡くなってからはひとりで暮らしていましたが、近所に住む長男から「ひとりだと心配だから、一緒に暮らさないか」と同居を提案されました。長男の妻・A子さんも賛成していると聞き、私も同居を決意。ところが、具体的な話を進める中で、私の年金額を知ったA子さんの態度が一変したのです。
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年金額を伝えると嫁の態度が一変
ある日、A子さんから電話があり、同居を始める時期や生活について相談することになりました。
話しているうちに、「一緒に暮らすなら、生活費はいくらくらい入れてもらえますか?」とA子さんから尋ねられました。さらに、「お義母さんの収入って、今は年金だけですよね? 月にどれくらい受け取っているんですか?」と聞かれたのです。
少し踏み込んだことを聞くのだなと思いながらも、私は「年金は月6万円ほどよ」と答えました。
すると、それまで明るかったA子さんの声の調子が変わりました。
「えっ、6万円!? たったそれだけなんですね」
A子さんは驚いた声を上げ、少し間を置くと、「それだと、同居したら私たちの負担が増えるってことですよね……」と言ったのです。そしてA子さんは、同居については夫婦でもう一度考えさせてほしいと言って、電話を切ったのです。
私は複雑な気持ちになりました。長男からは「母さんのことが心配だから」と同居を提案されていたのに、年金額を知った途端、話の雰囲気が変わったように感じたからです。
「これからは頼らないで」と言われて
数日後、A子さんからメッセージが届きました。長男はまだ同居を希望しているものの、A子さんとしては今後の生活費や老後のことまで負担する余裕はなく、同居は難しいとのことでした。さらに、
「老後まで面倒を見る余裕はありませんから。これからは私たちを頼らないでください」
とまで書かれていました。
私は驚きました。こちらから生活費の援助や老後の世話を頼んだことは一度もありません。それどころか、実は私は長男が学生だったころから、長男名義の口座へ毎月10万円ほど仕送りをしていました。私の年金額はたしかに月6万円でしたが、夫が元気だったころから2人で準備してきた老後資金がありました。そこから、長男への仕送りを捻出していたのです。
社会人になったときにはやめるつもりでしたが、「まだ給料が低くて生活が厳しい」と頼まれ、そのまま続けることに。結婚後も「何かと物入りだから、もう少しだけ助けてほしい」と言われ、生活費の足しになればと思って振り込みを続けていたのです。
それでも、A子さんが私との同居を負担に感じるのであれば、無理に進めるつもりはありません。私は「わかりました。同居の話はなしにしましょう」と返信しました。
その後、長男にも連絡しました。長男は「A子ともう一度話すよ」と言いましたが、私は無理に説得してまで一緒に暮らすつもりはないと伝えました。
そして、もう一つ決めていたことを話しました。
「あなたも家庭を持つ大人なんだから、毎月の仕送りも今月で終わりにするわ」
長男は驚いたようでしたが、私は以前から、頼まれるままに援助を続けることが本当に本人のためになるのか疑問を感じていました。今回を区切りに、長男にも自分たちの生活を自分たちで支えてほしいと思ったのです。







