
夫とのやりとりでは、言い返したいことがあっても、その場の空気を悪くしたくなくて黙ってしまうことがあります。この日も、夫のあるひと言にモヤモヤを抱えたまま出かけることになりました。ところが帰宅間際、思いがけない次女の言葉に、張りつめていた気持ちが少し変わったのです。
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責任転嫁をする夫
休日、夫がスニーカーを修理に出すと言うので、夫と私、長女、次女の4人で車に乗って家を出ました。
少し進んだところで、夫が「俺の靴、持ってきた?」と聞いてきました。私は「いや、持ってきてないけど」と答えました。
すると夫は「なんだよ!」と言い、突然アクセルを強く踏み込みました。イライラしているのは伝わってきましたが、夫が自分の靴を忘れたことまで私の責任ではありません。
とはいえ、それを口にすればさらに機嫌を損ねそうな気がして、私は黙っていました。
車をこすった夫
一度家に戻って靴を持ち、改めて出かけました。無事にスニーカーを修理に出し、買い物も済ませて家の近くまで戻ってきました。
わが家は、クランクとS字を組み合わせたような狭い路地の奥にあります。しかも、ちょうど曲がりにくい位置に一本の電柱があります。道幅いっぱいに大回りすれば通れるのですが、その日の夫はイライラしていて集中できていなかったのか、左後輪の上あたりを電柱にぶつけ、車をこすってしまいました。
夫は「やっちゃった?」とわざとらしくヘラヘラしていました。
私は冷めた目でその様子を見ていたのですが、そこで次女が真顔で、
「お父さん、なんで車をぶつけちゃったんだろうねぇ?」
と聞いたのです。







