
妻の余裕・態度・話し方からして、おそらく男と作戦を練っている。
そう確信した勇気。
「見た・聞いた」は何の証拠にもならない。私は完全にやってしまった!
「じゃ朝早いし、寝るから」
話し合いの場から去る妻の後ろ姿を見て、本気で殺意が湧いた。
間違いなく人生で一番の怒りだ。それは確実な証拠を残さなかった自分への怒りでもあった。
あの妻が……浮気している……。
妻が浮気をしているということよりも、家族がバラバラになってしまうことのほうがつらかった。
あのとき、子どもたちは浮気相手の家に泊まっていたのか!?
長女と次女は、物事を理解できる年齢なのに!?
子どもに確かめてみようか。でも、子どもをこんなことに巻き込みたくない!
親として巻き込んではいけない!
でも、このままでは家族が悪い方向に行ってしまう気がする……。
葛藤の末、長女と次女に話を聞いてみることにした勇気。
妻の目が2人から離れる隙を待っていると、ちょうど良くそのタイミングが訪れた。
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男と作戦を練っていることに気が付き、妻の余裕のある話し方や強気な態度に、殺意にも似た怒りを感じる夫。これは妻の背後に男の影がチラつくようなものですし、怒りも頂点に達してしまいますよね。でも、その怒りは証拠を残さなかった自分にも向けられたもの、というのもつらいですね。「見た・聞いた」は証拠にはならない。たしかにそうかもしれませんが、夫婦・家族の話し合いなのに、なんだか悲しい現実ですね。








