結石の排出まで10カ月かかり

それからまた半年後、外出先で「ちょっと痛むな」と思いながらエレベーターに乗車し、降りる途中にスッと結石が動いた感覚があり、急に痛みが引いたことにびっくりしたそうです。そして、そこから数日後の外食中、これまでとは違う激痛に襲われることに。
「これはまた結石の痛みか?」と思った父がトイレに駆け込んだところ、ポチャン! と尿と一緒に小さい結石が排出されました。約10カ月痛みに耐えた父はひと安心し、思わず笑みがこぼれたそうです。
トイレに浮かぶ結石を見て「こんな小さくても強烈な痛みを引き起こすってすごいな」としみじみ感じたそう。尿管結石になった知人から、激痛の証として結石を回収し保管しているという話を聞いていた父は、排出に10カ月もかかったので回収するつもりでしたが、外食先のトイレだったので回収はやめたそうです。
父は結石が排出されてからも、再発防止のために食事量や水分摂取量をきちんと意識し、ウォーキングも継続しています。父いわく、尿管結石はもう二度となりたくない病気だとか。
しかし、尿管結石がきっかけでこれまでの生活習慣を見直すことになり、6kgほどの減量に成功した父にとっては、ある意味いい経験になったのかもしれません。
まとめ
父の尿管結石は、結石が自然に排出されるまで約10カ月かかりました。普段は少し風邪を引いただけでも大げさに「つらい」とアピールしている父ですが、激痛によく何度も耐えられたなと感心しています。尿管結石になるまで、これまでさほど運動もせず、好きなだけ食べている生活を送っていたぽっちゃり体形の父。しかし、尿管結石になったことで食生活の乱れなどが関係していることに気付き、生活習慣を見直すきっかけになりダイエットにも成功しました。
尿管結石は再発しやすいそうなので、またあの激痛を経験することがないように、引き続き生活習慣に気を付けて健康でいて欲しいなと思います。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)
獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。
取材・文/MISATO







