大腸がんの早期発見の方法は?
年1回の「便潜血検査」が有効

早期ではほとんど自覚症状がないとなると、どのように発見できるのでしょうか。
「現在、大腸がんの早期発見で最も有効な手段は『便潜血検査』です。
健康診断や人間ドックに組み込まれていると思いますが、年に1回、40代を過ぎたら必ず受けてほしい検査です。
普通は便の中に血液は混ざっていないため陰性ですが、血液があると陽性になります。肉眼ではわからない、便に潜む血液を調べることができます。
早期治療でほぼ完治
大腸がんは早期に治療すれば『治りやすいがん』の一つです。がんが粘膜下層の浅い部分にとどまっている早期がんなら、治療後の5年生存率は9割以上で、ほぼ完治が見込めます。しかも、早期なら負担の軽い内視鏡治療で済みます」(里村先生)
「便潜血検査」が陽性=「がん」ではない
「便潜血検査」で陽性と診断されたらどんな病気の可能性があるのでしょうか。
「検査で陽性が出ても、大腸がんの可能性は数%。ポリープか痔であることがほとんどです。検査で陽性が出た場合、主に以下の病気の可能性があります。
- ポリープ
- 痔
- 憩室(腸粘膜にできる袋状のもの)
- 潰瘍性大腸炎
- クローン病
- 細菌性腸炎
- 大腸がん など
検査で陽性が出たら放置せず、必ず精密検査を受けましょう」(里村先生)。
陽性反応が出たら必ず精密検査を受けて
「一般的な精密検査は、全大腸内視鏡検査または大腸CT検査です。全大腸内視鏡検査とは、いわゆる大腸カメラです。腸を空にした状態で、肛門から直径1cmほどの内視鏡を挿入して、大腸の内部を調べます。ポリープがあればそのまま切除することも可能です」(里村先生)。
まとめ
大腸がんと聞くと不治の病と思っていましたが、早期発見、早期治療をおこなえば完治できるといいます。一番大切なのは年に1度の「便潜血検査」。これまでさぼっていたという人も、40代になったら必ず受けるようにしたいですね。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/mido(49歳)
ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。








