
兼業主婦の私は、温厚な夫と結婚して1年、在宅ワークをしています。同居している義母は数年前に事故に遭い車椅子生活ですが、大変な努力家です。幸いなことに、私と義母は本物の母娘のように仲が良く、最高の同居生活を送っていたのですが……。
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突然の再登場
ある日、義母に誘われて入ったレストランで、金髪の女性に目を止めた義母。「気付かれないよう、そっと見て」と小声になるので首をかしげていると、「実はあれ、娘のA子なの……」と言うではありませんか。
「A子=夫の姉=私の義姉……!?」と私は絶句。聞けば、若いころに両親のお金を散財して放蕩(ほうとう)した挙句、15年間音信不通だったのだとか。義父の葬儀にも私と夫の結婚式にも顔を出さなかった彼女が、なぜかいきなり姿を現したのでした。
「何だかめちゃくちゃこちらを見ていますが……」。その視線には、ただならぬ気配が漂っていました。すると突然、A子がこちらの席に来て、「久しぶりじゃ~ん」と話しかけてきたのです。
無言のままの義母を完全無視して、義姉は勝手に「あのさ、実家の部屋って余っているよね? 私と彼氏が一緒に住むからよろしく!」と勝手なことを言い始めました。
私は我慢しきれず、思わず名乗り出てしまいました。「あの、初めまして! 私は弟さんの妻で、お義母さんとは同居させてもらっています」
A子は、「あんたが嫁? うちに同居?」とあいさつもせずに私を眺め回し、そのまま立ち去っていったのですが……。
夜中の暴挙
その夜。私たちがA子について話し合っていると、インターホンが鳴りました。カメラにはA子とその彼氏。「無視していなさい!」と義母が叫ぶも、連打と大声に負けて夫が出ると……。
A子は「ここは私の実家なんだから、さっさと開けてよ。あんたたち、パパの遺産でリッチに暮らしているわよね?」と本性を現しました。そう、目的はお金。
「嫁のあんただって生活費も払わないでさ。寄生虫は出ていってよ! 姉が戻ったんだから、もう甘い汁は吸わせないわ!」と言うのを聞いて、ついに義母が怒鳴りました。
「何を言っているの! さんざん周囲に迷惑をかけてきたあんたが!」「帰って来たのだって父さんの遺産目当てのくせに、偉そうな口を聞くな!」と夫も援護射撃です。
「私はもう娘とは思っていない! 出て行くのはあんたよ!」








