
3人の子どもと夫の5人家族。共働きの毎日はとにかく時間との闘いで、気が付けば「私がやらなきゃ」と思いながら動いていました。でも、あるときから気持ちがうまく整わなくなって、ちょっとしたことで怒ったり泣いたり……。そんなとき、ある本を読み、自分の思考グセにハッとしました。思い切って“やらないこと”を決めてみたら、ほんの少し心が軽くなった気がしています。
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「なんで怒ってるの?」自分でもわからなかった
夕飯を作っている途中、子どもがコップを倒しました。そんなに怒ることでもなかったのに、「また!?」と声を荒げ、挙げ句の果てに包丁を持ちながら、ぼろぼろ泣いてしまいました。「こんなことで怒るなんて……」と自分でも戸惑いました。気持ちが勝手に波立ち、どうにもできなくて、イライラと自己嫌悪のループに入りました。
もともと、多少のことは気にしないほうだと思っていましたが、思い返すとずっと「ちゃんとしなきゃ」「母親なんだから」が自分の中にあったように思います。それが積もり積もって、あるとき一気にあふれてしまいました。今思えば、あれが更年期の始まりだと思いました。
「やらない」を決めるだけ
ある日、婦人科を受診した帰り道、私はぼんやりと考えていました。「先生が言っていた『頑張り過ぎてない?』という言葉。もしかしたら、本当にそうかもしれない」と。
数日前に読んだ『反応しない練習』という本で、“反芻(はんすう)思考”という言葉に出合いました。過ぎた出来事や人のひと言を、何度も思い返してしまうのは、まさに私のことでした。頭では「気にしないでおこう」と思っても、気持ちがついてこない日々が続きました。
では、せめて今すぐやらなくてもいいことは、やらないことにしてみよう。そう思ったのがきっかけでした。例えば、夕飯を一品減らす、洗濯は翌朝回すことにする、子どものプリントは明日見ればいい、というように、“やらない”を少しずつ増やしていったら、ピンと張っていた心の糸が緩むような感じがしました。








