
私が大人になって初めて葬儀に参列したのは、数年前、親戚の葬儀でのことでした。子どものころは、お焼香は親が代わりにしてくれていたので、私はただ手を合わせるだけ。作法など意識したこともありませんでした。
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焼香ってどうやるんだっけ…?
大人になると、当然ながらひとりで焼香の順番が回ってきます。そのときも、「どうやるんだったっけな」と思いながら、順番を待っていました。前の人の様子を見ようにも、皆祭壇に向かっているので、背中しか見えません。
抹香を香炉にくべるということだけは何となくわかっていましたが、どのくらいの量を取ればいいのかはわかりませんでした。
もうもうと煙が…!
いざ自分の番になったとき、私は緊張のあまり、思いきり抹香をつかんでしまい、それをなんと3回も繰り返してしまったのです。すると、香炉からもうもうと煙が上がり、前に座って読経をしていた僧侶の姿が見えなくなるほどに。
後ろに座っていた親族の何人かはクスクスと笑っていて、「しまった……」と思ったときにはもう遅く、私の後ろの方は焼香をせずに、手だけを合わせて済ませていました。








