
定年を迎え、これからは夫と穏やかに暮らしていこうと考えていた私。そんなある日、社会人になった孫への就職祝いに旅行へ行くことになりました。その費用は、私たちが長年コツコツと貯めてきた定期預金から出すことにしたのですが……。
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娘のことが唯一の心配ごと
私にはひとり娘のA子がいます。昔から少し自由奔放なところがあり、高校卒業後は親元を離れて暮らしていたのですが、しばらくの間、連絡が途絶えてしまいました。
そんなある日、突然A子が帰省。しかも妊娠していて「結婚する」と言いだしたのです。相手の男性は真面目そうで仕事もしっかりしていたため、私たちは2人を応援することにしました。
しかし結婚生活は長く続かず、A子は金銭感覚の違いなどから夫とすれ違いが増え、ついに離婚。その後は娘を残したまま家を出て行ってしまったのです。
孫との暮らしが始まる
こうして私たちは、孫娘を育てることになりました。初孫ということもあり、夫婦そろって目に入れても痛くないほどかわいがり、精いっぱい育ててきました。
そのかいあって、孫は真面目で素直に成長し、専門学校を卒業して社会人に。その就職をお祝いするため、夫と2人で小旅行を計画したのです。
旅行資金は、老後に備えて40年間積み立ててきた定期預金の一部を使うことにしました。毎月5万円、40年間欠かさず積み立ててきたので、単純計算で2400万円ほどあるはずです。
「孫へのお祝いに使うなら、このお金がふさわしい」――そう思いながら銀行へ向かいました。








