
母から聞かされた、若かりしころの結婚生活の話。音楽でつながった2人は、やがて心がすれ違い、離婚という結末を迎えました。けれど約10年後、母は1通の手紙を受け取るのです。
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母と元夫の出会い
東京の音楽大学でクラシックを学んでいた母と、上京してロックバンドを組んで夢を追っていた母の元夫は、当時のバイト先で出会いました。
音楽という共通の話題で意気投合し、夜な夜な語り合う中で、深い仲になるのにはそう時間はかかりませんでした。その後、元夫から「一緒にロックをやらないか?」と誘われた母は「ロックはやったことがないけれど、譜面も読めるし、音楽理論もわかるからなんとかなるかな」と話に乗り、一緒にバンドを組むことになりました。
生活に追われる日々
その後、2人は結婚し、夫婦で音楽の仕事に携わることになりました。音楽の仕事という不安定な仕事ながら、母は家庭を支えようと、昼はピアノの生徒さんを教え、夜は夫と音楽の仕事をするなど、文字通り日夜問わず身を粉にする思いで頑張っていました。
そして、もともと音楽大学で学んだ知識と技術を生かした母の仕事の評判はどんどんと伸びていきました。
しかし母の元夫といえば、せっかく契約できた仕事もすぐ放棄してきてしまったのです。理由を聞けば「音楽性の違い」や「もっと大きな仕事が請け負えるはずだ」など、結婚してなお夢を追い続ける姿勢を崩しませんでした。








