
私は会社員として働きながら、両親と実家で暮らしていました。姉はすでに結婚しており、私はひとり娘として両親の面倒を見ていました。姉の夫、義兄とは会う機会が少なかったのですが、どこか距離を感じていたのを覚えています。
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両親が急にいなくなって
そんなある日、両親が旅行中に不慮の事故で帰らぬ人となってしまいました。突然の別れに気持ちの整理がつかないまま、姉と協力して葬儀を執りおこないました。
両親の四十九日も過ぎ、ようやく日常を取り戻しつつあったころ。仕事から帰るとインターホンが鳴り、玄関を開けると見知らぬ女性が立っていました。戸惑っているうちに、その女性と数人が当然のように家に上がり込んできたのです。驚いていると、遅れて現れたのが義兄でした。どうやら一緒にいたのは義兄の家族のようでした。
義兄は私に向かって、「この家は長女である妻が継ぐことになっている。だから私たちが住む」と言いだしたのです。あまりに一方的な話に言葉を失いました。
姉との話し合い
私はすぐに姉へ連絡し、後日、義兄一家も交えて話し合いの場を設けました。義兄は実家の名義や両親の預金のことまで細かく聞いてきて、私は正直、不快でした。姉は冷静に「実家は同居していた妹が引き継ぐ予定。私は預金の一部を相続するつもり」と説明しましたが、義兄は納得しようとしませんでした。
そんな中、姉が突然「じゃあ、この家はあなたにゆずる」と言いだしたのです。私は驚きましたが、姉の表情を見て、何か考えがあるのだと気付き、黙って見守ることにしました。








