
私は34歳。地方の電気工事会社で現場作業員として働いています。体力的にきつい仕事ではありますが、大学受験に失敗して気落ちしていた私を拾ってくれた社長の存在があり、日々の仕事にやりがいを感じながら頑張ってきました。現場が完成したときの達成感は何ものにも代えがたいものでした。
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会社の成長と誇り
入社当初、会社は地域密着の小さな電気工事店でした。けれども、この15年で業績は伸び、新社屋も建設されるほどに成長。
「社員を増やして、もっと大きな案件を受けていく予定だ」と社長が話していたときは、私自身も胸を張って両親に報告しました。
「努力してきてよかったね」「立派になったね」と喜ぶ両親の姿に、私は誇りと充実感を感じていました。
高学歴の新人がやって来た
そんなある日、会社に新入社員が3人入ってきました。社長は「皆、有名大学出身の優秀な人材だ」と誇らしげ。社内はちょっとしたお祭りムードでした。
ところが、いざ現場で顔を合わせてみると、彼らはどこかよそよそしく、話しかけても反応が薄いのです。
「現場の仕事なんて単純作業でしょ」「俺たちは管理側だから」といった言葉も耳に入りました。学歴を誇りにする気持ちはわかりますが、まるで現場の仕事を軽んじているような態度に、胸がチクリと痛みました。








