
私は現在、とある洋食レストランでスープ作りを担当しています。この仕事が好きで、責任を持って向き合ってきました。しかし先日、オーナーが息子さんを入社させたことをきっかけに、思いがけない展開が訪れました。
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突然の終わり
私は長年、老舗の洋食レストランでスープを専門に担当してきました。自分で試行錯誤しながら作り上げたスープは、多くのお客さまに喜んでいただき、私自身にとっても大切な仕事でした。
そんなある日、オーナーのA山さんから「今日から息子のBが働くから、よろしく頼むよ」と紹介がありました。Bさんは明るい雰囲気の方で、私も「よろしくお願いします」とあいさつを返しました。
ところが数日後、そのA山さんから「物価や人件費の影響で、スープ専門の担当制度は廃止することにした」と告げられたのです。私は驚き、「この店の味の軸ではないでしょうか」と思わず口にしましたが、「息子が作るスープで十分」と言われ、最終的に決定は変わりませんでした。Bさんがスープ作りも兼ねることになり、私の役割は大きく変わることになりました。
戸惑いと寂しさを感じながらも、私は以前から心のどこかにあった「自分の味で勝負してみたい」という思いが強くなっていきました。
別れと新たな決意
その後、A山さんから「これからは洗い場や掃除、買い出しを中心にお願いしたい」と言われました。大切に向き合ってきた仕事が大きく変わった瞬間、胸の奥で何かが静かに切れたような気がしました。
私は落ち着いて、「以前から独立を考えていました。この機会に退職させていただきます」と伝えました。突然の申し出にオーナーは驚いていましたが、最終的には受け入れてくださいました。
こうして、10年以上勤めた店を離れた私。「今までお世話になりました」と頭を下げたとき、厨房の空気が静かに変わったのを覚えています。








