
私はパートで働く兼業主婦です。もともと手先が器用で、モノづくりが好きでしたが、結婚後は家事や介護に追われ、創作活動からは遠ざかっていました。そんな私に、夫はことあるごとに「年収が低い」と言ってきました。
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「パートだからヒマ」夫のひと言
ある日、私が「大事な書類をテーブルに置きっぱなしにしないで」と声をかけると、夫は「年末調整の書類だよ。記入しておいて」と当然のように言ったのです。「今年も私がやるの?」と聞くと、「地味な事務作業は得意だろ。パートなんだから時間あるだろ?」と笑いました。
私は、パートの仕事に加えて義母の介護も手伝っており、睡眠時間は3時間ほどの日もありました。それを説明しても、夫は「親の世話は嫁の役目だろ。正社員じゃないんだから責任も軽い。弱音を吐くな」と切り捨てました。
その言葉に、私は深く傷つきました。働き方の違いで人の価値を決めるような態度に、次第に心が離れていったのです。私は、このままでは自分が壊れてしまう、と感じていました。
その後、家族とも話し合い、義母の介護については外部サービスを利用することにしました。その分、私は働く時間を増やすことに。夫に伝えると、「好きにすれば。ただし家のことはちゃんとやれよ」と冷たく言われました。その態度に、もう期待するのはやめようと決めたのです。
「ただの趣味」と笑われたもの
時間ができた私は、昔取り組んでいたアクセサリー制作を再開しました。結婚前には、少額ながら販売収入を得ていた経験があります。しかし夫は、「そんなもの売れるわけないだろ。ただの趣味だろ」と相手にしませんでした。
一方で夫は、車やバイクを次々に購入。「自分で稼いだ金だから自由だ」と言い切ります。私が「家計のことも考えてほしい」と言うと、「養ってもらっている立場で文句を言うな」と言われました。
その瞬間、私ははっきり思ったのです。
「本当に養われているのはどちらなのだろう」と……。
アクセサリーは、SNSを通じて少しずつ注文が増えていきました。最初は小さな副収入でしたが、気付けば安定した売上になっていたのです。
ある日、夫がまた「稼ぎが多いほうがえらい」と言ったとき、私は静かに「今の私の収入、あなたの月収を超えているよ」と伝えました。夫は信じられないという表情をしました。私は売上の記録と確定申告の控えを見せました。
さらに、これまでの家計簿も提示しました。夫の趣味にかかる支出が家計を圧迫していたこと、不足分を私の収入で補っていたこと。数字は、感情よりも雄弁(ゆうべん)でした。
夫は黙り込みました。








