
結婚して5年。大きな問題もなく穏やかに暮らしていた私たち夫婦に、ある日突然「義母が倒れた」という知らせが入りました。妻は慌てて実家へ向かいましたが、その直後、入院しているはずの義母本人から私に連絡が届いたのです。元気そうな声に、頭の中は混乱。やがて明らかになったのは、妻の思いも寄らない「ウソ」だったのです。
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義母が倒れたという連絡
ある日、妻のA奈が深刻な表情で「お母さんが倒れたんだって。入院するみたい」と言いました。私は驚きました。日ごろから健康に気を配り、スポーツ大会にも参加するほど元気な義母だったからです。
「命に関わる状況ではないみたいだけど、しばらく実家に泊まることにするね」
そう言って、A奈は急いで荷物をまとめ、家を出ていきました。私は「心配だろうし、そばにいてあげて」と送り出しましたが、胸の奥に小さな違和感が残っていました。
その日の夜、私のスマートフォンに義母からメッセージが届きました。
「久しぶりね。元気にしている?」
「今、近くまで来ているの。少し寄ってもいいかしら?」
私は目を疑いました。思わず電話をかけ、「お義母さん、入院されたんじゃないんですか?」と聞くと、義母は、きょとんとした様子でこう言いました。
「え? 何のこと? 私は今、旅行で東京に来ているのよ」
頭が真っ白になりました。では、A奈が言っていた「入院」は何だったのだろうか……と。
義母のひと言
事情を説明すると、義母は静かにため息をつきました。
「娘のことを悪く言いたくはないけれど……。大きなウソをついて家を空けるときは、何か隠していることが多いのよ」
さらに、過去にも異性関係で問題を起こしたことがあったと打ち明けられました。私は動揺しましたが、感情的にならないよう努めました。まずは事実を確認することにしたのです。








