
アラフォーになってから、鏡とにらめっこをする時間が長くなりました。肌のハリ、髪のボリューム、抜け毛の量。若いころには気にも留めなかった変化が、じわじわと視界に入ってくるようになったからです。それに伴って増えていったのが、風呂上がりのケア。気付けばその時間は、癒やしというより「やらなきゃいけない作業」になっていました。
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気付けばフルコースになっていたケア時間
もともとの私の風呂上がりケアは、とてもシンプルでした。オールインワン化粧水を顔に塗り、髪にはヘアオイルをなじませる。それだけでも「ちゃんとやっているほう」だと思っていたのです。
ところが最近、薄毛や肌の劣化が気になり始め、少しずつ対策を足すようになりました。抜け毛防止の頭皮スプレー、化粧水と美容液、保湿を重ねる工程……。一つひとつは小さな追加でも、積み重なると大仕事です。
風呂から上がると、まず顔にオールインワン化粧水を塗り、とりあえず乾燥を防ぎます。その間に髪をタオルドライし、頭皮スプレーを吹きかけ、ヘアオイルをなじませます。
ドライヤーを終えたら、改めて化粧水、美容液、乳液でフタを。気付けば、洗面所に立ち尽くす時間がどんどん長くなっていました。
ぼーっとして起きたミス
正直なところ、「面倒だな」と思う日も増えていました。それでも「やらないと余計に後悔する」と思い、半ば義務感で続けていたある日のことです。
仕事と家事の疲れが抜けないまま、私はほとんど無意識でいつものルーティンをこなしていました。手が勝手に動き、頭は別のことを考えている状態。そのまま流れ作業のようにケアを進めていると、何やら手触りに違和感を覚えました。
鏡を見ると、顔がやけにべたついている……。その瞬間、はっと気付きました。美容液を髪に塗り、ヘアオイルを顔に塗っていたのです。
一瞬フリーズし、その後どっと疲れが押し寄せました。結局、顔を洗い直すはめになり、せっかく終わったはずの風呂上がりが振り出しに戻ることに。「私はいったい、何をやっているんだろう」と、思わずため息が出ました。








