
結婚後、共働きの生活の中で、夫の忘れ物の多さが次第に気になるようになりました。検査の結果、発達障害の一つであるADHDと診断され、そのことを会社にも伝えました。するとしばらくして、人事から異動についての提案が持ち上がりました。
★関連記事:「なんか目が痛い」休日も働きづめの夫が訴えた不調…受診で待っていた驚きの結末とは
夫の発達障害が判明
結婚をし、お互いに働いている中でしたが、夫の忘れ物の頻度などに違和感を持ったため、夫に発達障害(生まれつきの脳の発達の特性によって、コミュニケーションや対人関係、学習、行動などに困難が生じることがある障害の総称)の検査を受けてもらったところ、発達障害の中のADHD(注意力が続きにくい、不注意や多動、衝動的な行動が見られることが特徴の発達障害)であることが判明しました。
幸いにも仕事自体は向いている業務内容であったため、同僚に大きな迷惑をかけることはなかったようなのですが、常に臨機応変な対応が求められるせわしない部署であったためか、夫は帰宅するころには毎日、動けなくなるほどへとへとになっていました。
また、そのような状態の夫を支えるため、私が毎日夫の職場への送迎をしていましたが、私も夫と同様に仕事があるので、正直なところ大変に思っていました。
人事部長から直々に異動の提案が
定期的な通院があるため、夫の障害のことは会社に伝えていましたが、伝えてから1年ほどたったある日、人事部長が夫に直々に会いに来るという話がありました。
部署内の異動や転勤などは頻繁にある会社ですが、人事部長がわざわざ来られることはなかったため、いったいどんな用事なのだろうと、夫と話しながらその日を待ちました。そして、まったく別の部署への異動という、大きな転機についての「提案」がありました。
異動先の業務内容を聞いたときは、あまりにも畑違いな部署だったため、「左遷」や「厄介払い」という考えで頭がいっぱいになりました。さらに、この物価高で生活が苦しい中、給与も下がると聞き、「会社は夫を自主的に辞めさせたいのではないか」といったことまで考えてしまいました。
夫はどこか楽観的でしたが、私はひとりで悩み、悪い想像ばかりを膨らませていました。
そこで、夫が新しい部署への見学に行くタイミングで、私も同行できないか相談しました。外部の人間が見られる範囲で構わないので、実際の様子を見せてもらい、今回の異動の方向性について話を聞けるかどうか、夫から打診してもらうことにしたのです。








