
私は45歳の主婦。子どもたちは就職や進学を機に家を離れ、現在は夫と2人で穏やかに暮らしています。時間に余裕ができたこともあり、近所の日本料理店でパートを始めることにしました。新しい一歩に胸を弾ませながら迎える初出勤――。このときの私は、これから待ち受ける出来事をまだ知る由もなかったのです。
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初出勤で感じた違和感
初出勤の日、私は同僚となるパートの方々に丁寧にあいさつをしました。しかし、2人の女性が小声で何かを話し始め、少し気の弱そうなもう1人の方も私に視線を合わせようとしません。歓迎されていない雰囲気はすぐに伝わってきました。
仕事を教えていただこうと何度か声をかけましたが、2人からはほとんど反応がありません。もう1人の方も、間に入ることが難しい様子でした。
戸惑いはありましたが、お給料をいただく以上、自分にできることをしようと決め、見よう見まねで業務に取り組みました。
救いだったのは、料理長が気にかけてくださったこと。忙しい合間を縫って丁寧に仕事を教えてくださり、「明日も頑張ろう」と思える一日になりました。
1カ月間、努力を積み重ねて
それから1カ月。私は毎回早めに出勤し、メニューや席配置を覚えるなど、できる準備はすべて行いました。
それでも変わらず2人の態度はよそよそしいまま。料理長は状況を把握していたようで、ある日こっそり「気をつかわせてしまって申し訳ない。注意はしているけれど、なかなか改善しなくてね」と声をかけてくださいました。
人手不足という事情もあって強くは言えないとのことでしたが、現状をきちんと見てくださっているとわかり、少し気持ちが楽になりました。
しかし、このまま静かにやり過ごせるほど、職場の空気は甘くなかったのです……。








