
10年前に再婚した私は、夫の連れ子を自分の娘のように育ててきました。思春期の難しい時期でも、無理に距離を詰めすぎず、できるだけ彼女の気持ちを尊重して接してきたつもりです。大人になるにつれて関係も落ち着き、少しずつ信頼関係が築けてきた――そう感じていました。そんな継娘が結婚することになり、ようやく安心したのもつかの間。結婚式を迎えるころには、どこか小さな違和感が積み重なっていたのです。
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再婚から10年、継娘の結婚が決まる
再婚から10年たったある日。継娘から「結婚することになった」と報告がありました。
お相手は音楽関係の仕事をしている男性で、収入はまだ安定していないとのこと。継娘は「お父さんは堅い仕事じゃないと認めないかも」と心配していましたが、私は「自分の道で生計を立てているのは立派なことよ」と伝えました。
彼女は安心した様子で、「もし反対されたら味方になってほしい」と頼んできました。私はその言葉を受け止め、「できる範囲で支える」と答えました。
ただそのころから、時折見せる彼女の言動に、どこか距離のようなものを感じることが出てきました。
結婚式当日、突然届いたメッセージ
それから半年後。ついに結婚式当日を迎えました。私と夫が新婦側の控室に向かおうとしていたそのとき、彼女から突然メッセージが届いたのです。
「お父さんは来てもいいけど、お義母さんは帰って。血がつながっていないのに親族席に座らないで」
私は突然の言葉に驚きつつ、「あなたのことをずっと娘のように思ってきたのよ」と返信しました。しかし返ってきたのは、さらに厳しい言葉でした。
「正直、あなたのことがずっと嫌いだった。お父さんに近づいたのもお金目当てでしょ。私は私で幸せになるから、もう関わらないで」
さらには「継母のくせに母親面するな」「他人なんだから帰って」といった言葉まで続きました。これまでの関係を思えば、すぐに受け止められる言葉ではありませんでした。それでも式直前という状況もあり、夫とも話し合ったうえで、そのまま出席することにしました。








