思いがけない人物のひと声
電車が動き出した瞬間でした。私の少し後ろに立っていた、無愛想な男性が一歩前に出て、女性に向かって強い口調で言いました。
「ちょっと、そこ邪魔でしょ。ベビーカー置こうとしてたのわかってましたよね。わかっててそこに立ちましたよね。どいてください!」
その瞬間、周囲が一気に静まり返りました。
私の気持ちが救われた瞬間
女性はその場を離れ、私は「すみません」と声をかけて、空いたスペースにベビーカーを置かせてもらいました。イヤホンをしてスマホを触っていた男性でしたが、周囲の状況をきちんと見ていて、すぐに相手に注意をしてくれたことに驚きました。
まとめ
声を上げるのは簡単なことではありません。それでも、あのとき周囲をきちんと見て、迷わず声をかけてくれた人がいました。ベビーカーで肩身の狭い思いをしていた気持ちを代弁してもらい、ふっと気持ちが軽くなった気がします。あの車内で起きた出来事は、今も心に残っています。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:山口美恵子/30代女性・主婦
イラスト/ゆる山まげよ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)








