
数年前、私は妻・A子と離婚しました。親権はA子が持ち、小学6年生だった娘・B美は母親と暮らすことになりました。父親として葛藤はありましたが、最終的には娘の気持ちを尊重する形での決断でした。
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離婚時に交わした約束
離婚にあたり、私はA子とB美の将来について話し合いました。
A子は「離婚後はB美も私と暮らすと言っている。『ママが心配だから一緒に行く』って」と話しました。私も娘から同じような言葉を聞いていました。
正直に言えば、娘と離れて暮らすことはつらい決断でした。しかし「パパは大丈夫でしょ」と気づかう娘の言葉を受け止め、私は定期的に会うことを約束しました。
養育費については、娘の生活水準をできる限り維持できるよう、双方で合意の上で金額を取り決めました。私にとっては決して軽い負担ではありませんでしたが、それも父親としての責任だと思っていました。
深夜に届いた1本のメッセージ
それから半年ほどたったある夜、B美から突然メッセージが届きました。
「ママが帰ってこない」
「どうしよう、パパ」
胸がざわつきました。すぐに電話をかけ、私は急いで娘のもとへ向かうと……。部屋は暗く、生活感はあるものの、どこか落ち着かない空気が漂っていました。B美は不安そうな顔でこう言いました。
「最近、ママは夜になると出かけることが多くて……。忙しいって言ってたけど、電気や水が止まりそうになったこともあったの」
私は状況をすぐには理解できませんでした。養育費は滞りなく支払っていましたし、住居についても当面の心配はないと聞いていたからです。
娘の様子を見て、私は強い危機感を覚えました。








