
白のユニフォームが真っ赤に染まる恐怖。大舞台に立っていても、私の頭の中は常に「漏れていないか」という不安で一杯でした。異常な出血量と痛みに耐え続けた先に待っていたのは、想像を絶する体の異変でした。【医師解説あり】
★関連記事:「生理が重いだけだと思っていた」20歳で直面した手術の決断。診察室の隙間から見えた足に震えた理由
白のユニフォームを染める多量出血
学生時代、スポーツに打ち込んでいた私を一番悩ませていたのは生理のことでした。競技の特性上、ユニフォームは白。不意に汚してしまい、他の選手からユニフォームを借りて試合に出たことも一度や二度ではありません。
痛み止めを飲み、夜用の特大ナプキンをあてていても、漏れる不安が消えることはありません。そんな極限の心境で、全国大会や国体といった大舞台に参加していました。
学校生活でも、普通サイズのナプキンでは30分も持たず、常に夜用を使用。休み時間のたびに交換しなければならないほど、出血量に振り回される毎日を過ごしていました。
27歳の異変。検査で判明した腫瘍
社会人になり、激しい運動から離れると、漏れるのは夜寝るときくらいになり、少し落ち着いたように見えました。しかし27歳のとき、ひどいめまいに襲われて受診したところ、10cmほどに膨らんだ良性の「卵巣腫瘍(卵巣の一部が大きく腫れる病気)」が見つかったのです。
すぐに手術をしないと腹膜炎(内臓を包む膜に炎症が広がる病気)になる可能性が高いと言われ、3カ月後に手術を受けました。現在は再発もなく、薬による治療を続けながら穏やかに生活しています。
あんなに私を苦しめていた腹痛、頭痛、腰痛、歯痛、そして多量出血や吐き気といった症状がウソのように消え、生理によるストレスから完全に解放されました。







