
私は30代半ばの会社員です。余命宣告を受けた父との時間を少しでも大切にしたいと思い、仕事を辞めて実家へ戻りました。しかし、そんな私を母は「ニート」とののしり、父が亡くなれば「すぐに家を出ていけ」と言い放ちました。ところがある日、母の態度が一変したのです――。
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父との時間を選んだ私
半年前、私は父の担当医から「覚悟はしておいてください」と告げられました。
父は長く入院生活を送っており、私は残された時間を後悔なく過ごしたいと思い、勤めていた会社を退職して実家へ戻ることにしたのです。それからは、病院への付き添いや家事などをほとんど私が担う生活になりました。
ですが、母はそんな私の事情を理解しようとはしませんでした。
「いい年して仕事もしないなんて」
「毎日家にいるなんて、ニートと変わらないじゃない」
そう言って、顔を合わせるたびに嫌みを口にしてきたのです。
私は生活費も入れていましたし、家事も引き受けていました。それでも母は、「実家に置いてやってるんだから、そのくらい当然でしょ」と取り合いません。さらに、同居していた弟にも度々お金を要求していたようでした。
父が弱っていく中で、母だけがどこか他人事のように振る舞っている――。私は、そんな家庭の空気に強い違和感を抱いていました。
悲しみに暮れる私に、母がかけた言葉
やがて父は亡くなりました。私は悲しみの中で葬儀や手続きを終えましたが、母は初七日を終えるとすぐに旅行へ出かけてしまったのです。
そして出発前、私にこう言い放ちました。
「あんたはもう用済みなんだから、早く家を出ていって」
「ニートと暮らす余裕なんてないの」
私はその言葉に、大きなショックを受けました。
父を失った悲しみの中で、母の言葉はあまりにも冷たく感じられました。私は父の遺品整理を終えた後、実家を離れ、母とも距離を置くことを決めました。







