
私は現在40代後半。幼いころに母を亡くし、その後、父も病気で他界。きょうだいもおらず、夫との間にも子どもはいなかったため、私には頼れる身内がほとんどいませんでした。結婚後、私は夫とともに義父の介護を始めました。夫は4年前に他界しましたが、その後も私は義実家で同居を続け、結婚から10年にわたって義父を支えてきたのです。義母と義妹は、身寄りのない私を家族として支えるどころか、介護や家事を任せるのが当たり前という態度でした。
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義父を見送った直後、義母と義妹は…
義父は私が結婚したころにはすでに体調を崩しており、日常生活にも手助けが必要な状態でした。それでも、身寄りのなかった私にとって、家族として温かく接してくれた夫と義父は心の支えでした。
夫も仕事の合間に義父の世話をしていましたが、夫が4年前に亡くなってからは、介護サービスの力を借りながら、私が通院の付き添いや身の回りの世話の多くを担うようになりました。在宅で仕事を続けながら家事の多くも担い、毎月生活費を義母に渡していました。
決して余裕のある生活ではありませんでした。それでも夫を亡くした私にとって、いつも気にかけてくれた義父は大切な家族でした。義父のために自分ができることをしようと、何とか踏ん張ってきたのです。義母は見て見ぬふりを決め込んだようで、家事や介護、生活費について、私の負担が減ることはありませんでした。
一方、仕事をせず実家で暮らしていた義妹は、義父に対して心ない言葉を口にすることがありました。義父が亡くなった後も悲しむ様子はほとんどなく、「正直、やっと落ち着いた」と言ったのです。
さらに、葬儀後の片付けも残る中、義母と義妹は以前から予約していた温泉旅行をキャンセルせず、予定通り出かけました。私は義父が使っていた介護用品を整理し、葬儀後の細かな片付けを進めるため、ひとり義実家に残ることに。
すると旅行先の義妹から、「露天風呂付きの部屋よ♡」というメッセージとともに、楽しそうな写真が送られてきました。続けて届いたのは、「私たちが帰るまでに、お父さんの荷物も整理しておいてよ?」という言葉。
腹が立たなかったと言えばウソになります。しかし、これ以上言い争う気力も残っていませんでした。
「お義父さんは物をあまり持っていなかったから、明日には終わると思います」
私は淡々と返信しました。
「役目は終わった」義妹から告げられた言葉
すると義妹から、すぐに返事が届きました。
「あ、そう。じゃあもう終わりだね。お義姉さんも自分の荷物を整理しておいて」
一瞬、何を言われているのかわかりませんでした。
「どういうこと?」と尋ねると、義妹は立て続けにメッセージを送ってきました。
「お父さんが亡くなって、もうお義姉さんの役目は終わったから、家を出ていって」
「お母さんも、それでいいって言ってるから」
私はしばらくスマホの画面を見つめていました。夫が亡くなった後も義実家に残り、義父の介護を続けてきた私。家事の多くも引き受け、在宅で仕事をしながら毎月生活費も入れていました。それでも義母と義妹にとって、私は「家族」ではなく、ただ都合よく動く人だったのでしょう。
不思議と涙は出ませんでした。
「わかりました。出ていきます」
そう返信した瞬間、迷いは消えました。私は自分の荷物をまとめ、義母たちが旅行から戻る前に義実家を出ました。在宅で働いていたため自分の収入はあり、ひとまずホテルに滞在しながら、今後の住まいを探すことにしたのです。








