あずきによる腸内環境の改善が美容と健康につながる

――抗酸化作用のほかには、どんな健康効果があるのでしょうか?
石原先生 特筆すべきは、腸内環境の改善です。ゆでたあずきにはごぼうの約2倍、さつまいもの約3倍の食物繊維が含まれていて、腸内環境を整えてくれます。さらに、あずきには腸内環境の改善に役立つもう一つの成分も含まれています。「レジスタントスターチ」という成分です。
――どのような成分なのでしょうか?
石原先生 日本語では「難消化性でんぷん」と言い、消化吸収がされにくい炭水化物という意味です。炭水化物は体に必要な栄養素ではありますが、とり過ぎると肥満につながるため特にダイエットをしている人からは敬遠されがちです。
でも、近年の研究によって炭水化物の中には、消化吸収をまぬがれて大腸に届き、大腸内で食物繊維と同じ働きをする成分があることがわかりました。それがレジスタントスターチです。腸内細菌の餌となって善玉菌を増やし、お腹の調子を整えてくれる成分で、あずきには多く含まれているんです。美容にも健康にも腸内環境を整えることが直結しますから、まさにあずきは理想的な食べ物なんです。
あずきにはほかにも、たんぱく質やビタミンB群、若返りのビタミンといわれるビタミンE、鉄、亜鉛、カリウムなど体に必要な栄養素がたくさん含まれています。
<著書>

『メタボ&むくみを撃退! 血圧、血糖値を下げたいなら発酵あずきとあずき茶をとりなさい』
石原新菜/著 木村幸子/レシピ協力 藤井寛/協力
WAVE出版/1500円+税
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
取材・文/熊谷あづさ(50歳)
ライター。1971年宮城県生まれ。埼玉大学教育学部卒業後、会社員を経てライターに転身。週刊誌や月刊誌、健康誌を中心に医療・健康、食、本、人物インタビューなどの取材・執筆を手がける。著書に『ニャン生訓』(集英社インターナショナル)。








