
私は中堅企業で管理職をしている50代の会社員です。5年前に再婚しましたが、妻・A子の連れ子であるB美とは、最後まで距離が縮まりませんでした。
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再婚後、埋まらなかった距離
大学進学を機に連れ子である娘のB美は1人暮らしを始めましたが、仕送りについてたびたび連絡が来るようになりました。ある日私は、妻のA子に「またB美から追加の生活費を頼まれたよ。学生の1人暮らしとしては、十分渡しているつもりなんだけどな」と相談しました。
A子はあまり深刻に受け止めていない様子で「サークル活動もしているみたいだし、たまには旅行もしているんじゃない? 大学生活を楽しんでいるならいいじゃない」と言いました。しかし私は、成績が思わしくなく、留年の可能性があると聞いていました。
「単位が足りないって言っていたよな。せめて学業はしっかりしてほしい。A子から注意してくれないか」と頼むと、返ってきたのは意外な言葉でした。
「あなたは父親なんだから、直接言えばいいでしょ?」
私は言葉に詰まりつつ、「父親といっても、まだ5年だ。前に注意したら『父親面するな』って言われてね……」と返しました。立場の難しさを感じながら、私は踏み込めずにいたのです。
深夜の連絡と、夫婦の亀裂
そんなある夜、警察から連絡が入りました。B美が路上で酔って動けなくなり、保護されたというのです。私は慌てましたが、A子は冷静でした。
「いい経験になるでしょ。自分の行動の結果よ」
迎えに行こうともしない態度に、私は思わず「若い女性なんだぞ。心配じゃないのか。母親として放っておけるのか?」と声を荒らげました。するとA子は強い口調で「実の子どもがいないあなたに、何がわかるの?」と言い返してきたのです。
この口論を境に、私たち夫婦の関係は急速に冷え込んでいきました。そして数カ月後、A子は「もう続けられない」と言い、話し合いの末に離婚が成立。彼女は家を出ていきました。
離婚から約2カ月後、B美から突然メッセージが届きました。
「パパ、生活費を振り込んで。親なのに冷た過ぎるよ」
私は戸惑いながら「もう離婚したことは聞いていないのか?」と返信しました。すると、電話がかかってきました。どうやら事情を知らなかったようです。私は事実だけを淡々と伝えました。
「A子とは離婚した。法律上も、君を扶養する立場ではなくなっている」
しばらく沈黙が流れた後、B美は「でも今まで払ってくれていたのに、急に止められたら困る。学費も生活費も必要なんだよ」と言いました。私はできるだけ冷静に「これまで支援してきたのは家族だったからだ。だが、今は状況が違う。まずは自分の生活を立て直すことを考えなさい」と答えました。
感情的にならず、現実だけを伝えました。








