
5年目の結婚記念日を一緒に祝うはずだったその日、夫から1通のメールが届きました。私はスマートフォンの画面を見つめたまま動けなくなりました。毎年大切にしてきた約束が、思いがけない形で揺らいだ瞬間でした。
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約束してきた結婚記念日
私は夫と2人暮らしです。子宝には恵まれませんでしたが、夫婦仲はよく、穏やかで充実した日々を送っていました。
結婚記念日は、お互いに休みを取り一緒に過ごすと決めていて、毎年どこかへ出かけるのが恒例でした。特別なことをするわけではなくても、その時間そのものが大切でした。
5年目に届いたキャンセルのメール
5年目の結婚記念日も、有給休暇を取り、夜はディナーに行く約束をしていました。私は朝から美容院へ行き、少し背伸びをした装いでその日を迎えるつもりでいました。
すると、夫から簡素なメッセージが届きました。
「ごめん。今日行けない。大学時代の友だちに誘われてしまって」
私は楽しみにしていた分だけ、胸の奥が冷えていくのを感じました。「記念日の約束よりも、急に誘われた友人を優先された」という事実に、私は言葉を失うしかありませんでした。








