
妊娠中や子どもがいる生活の中では、心も体もいつも以上に揺れやすく、日常の中のささいな出来事にも敏感になるもの。慌ただしい毎日の中で、後から振り返って「忘れられない」と感じる瞬間もあります。特別な事件ではないけれど、そのときの気持ちははっきり覚えているような、義実家に関するエピソードをまとめました。
★関連記事:「気まずい」両家を巻き込む夫婦喧嘩の直後に義実家帰省。地獄の帰省でモヤモヤした訳
会えなかったひ孫を思う気配を感じた夜
娘が生まれる2カ月前、夫の祖父が亡くなりました。ひ孫に会える日を楽しみに闘病していたと聞き、あと少しだったことがとても残念でした。出産を間近に控え、真夏で暑かったこともあり、私は自分の体調を優先してお葬式には出ず、家で過ごしていました。
その日の夜、部屋の電気を消してベッドに入った瞬間、キッチンの電気が突然つきました。ドアの下から漏れる光を見て、不思議と「心配して来てくれたのかもしれない」と思いました。
ただ、家にひとりだった私は怖さもあり、思わず謝りながら家中の電気をつけて眠りました。今思い返しても、あの夜の感覚は印象に残っています。(新倉アンナ/20代女性・派遣社員)
義母に何も言えなかった
義母が、生後3カ月の赤ちゃんの頬にキスをしている場面を目の前で見たことがありました。かわいがってくれるのはうれしい半面、まだ免疫力の弱い時期。虫歯菌やウイルス感染などの衛生面での不安が頭をよぎりましたが、角が立つのを恐れてその場では何も言えず、ただ見守ることしかできませんでした。
しかし義母が離れた後、焦る気持ちですぐに手口拭き用のシートで赤ちゃんの頬を拭きました。帰宅してからも、「もし何かあったら」という不安と、勇気を出せなかった自分へのモヤモヤした気持ちは消えませんでした。
後になって、「あのとき、角を立てずに伝える言い方はなかっただろうか」と考えてしまう出来事でした。(矢神れい/20代女性・主婦)








