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「お父さんには言わないで」母と2人だけの秘密。だったはずなのに…【初潮の記憶】

これは私が初潮を迎えたときのエピソードです。初潮がきたことを、母にはためらいなく伝えることができました。しかし、異性である父に対しては別。当時小学5年生だった私は反抗期真っ只中で、特に父に対しては冷たく接していました。そんな父に、初潮のことは知られたくないと思っていたのですが……。

約束したはずだったのに…

私は母に「生理がきたことはお父さんには言わないでね」と伝えました。それに対して、母は「わかった。2人だけの秘密にしておこうね」と言ってくれたので、私はひと安心。母のことを信頼しており、何の疑いもしませんでした。

 

しかし、私の予想外のことが起こりました。数日後、母が「やっぱり、生理がきたことお父さんに話したから」と言ってきたのです。

 

ますます反抗期が悪化

母の言葉に私は、「なんで? お父さんには言わないでって言ったよ! 約束したじゃん!」と、驚きと怒りを隠せなくて……。それに対して母は「でも、お父さんもあなたにずっと生理がこないと心配すると思って」と言います。たしかにそうかもしれません。でも、私は父に生理のことを知られたという事実よりも、母に約束を破られたということが悲しくショックだったのです。

 

その後、私の反抗期は悪化してしまい、両親にひどい態度をとってしまっていたことを記憶しています。

 

 

時が過ぎ、私も2児の女の子の母になりました。初潮のときの出来事は今でも時々思い出しますが、大人になった今は母の気持ちも理解できます。それでも、父に言ったことを私に言う必要はなかったのではないかとも思うのです。

 

幸いなことに父は当時、生理について何か言ってくるようなことはなく、私が傷つくことはありませんでした。反抗期が落ち着いた高校生くらいになると、父とも普通に話すようになったと思います。この経験を踏まえて私は、娘に初潮がきた際、娘の気持ちを尊重して対応したいと思いました。

 

著者/都 うめこ
イラスト/もふたむ

 

監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。

 

ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!

 

 

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