赤ちゃんの発達に合わせてステップアップ!初期のパンがゆから使える「食パン」離乳食レシピ【管理栄養士監修】
簡単に形状を変えられるパンは離乳食作りに便利な食材です。なかでも素材にこだわり、シンプルな素材で作られた「超熟」は離乳初期から完了期までを通して使えるシリーズ。「超熟」を使った時期別の離乳食レシピを紹介します。
パンが離乳食に便利な理由は?
離乳食のステップに合わせて形状を変えやすい
離乳初期・中期はパンがゆに、後期以降は具材を挟む、巻く、のせる、スティックにするなど形状を変えて幅広くアレンジが可能。またご飯のべたつきが苦手な赤ちゃんでもパンは手づかみ食べしやすいのも◎。赤ちゃんの発達に合わせてバリエーション豊かに調理ができます。
作りやすく、準備もカンタン
食パンは水分に浸すとすぐにやわらかくなります。それをすりつぶせば、ご飯のようにつぶが残らないので、初期のなめらかなパンがゆを作るのもラクラク! パンの買い置きをしていれば、炊いたご飯がなくてもすぐに離乳食を作ることができます。
食事系・おやつ系どちらにも使える!
シンプルでいろいろな食材と相性のよいパン。肉や魚などと合わせれば食事に、くだものなどで甘みを加えればおやつメニューになり、いろいろな味が体験できます。
パンの離乳食はいつから?どうやって与えればよい?
口の発達に合わせた形状・かたさに調理を
離乳食の目的の1つに「食べる練習」があります。赤ちゃんが母乳・ミルクを飲むときの口の動きと形あるものを食べるときの口の動きはまったく違うもの。成長・発達に合わせて、その時期に食べやすいもの・形状・調理法を変えた離乳食をあげることで、赤ちゃんは食べ物、そして食べることに慣れていきます。
パンも他の食材から作る離乳食と同様にペースト状のなめらかな状態のパンがゆからスタートし、ごっくんと飲み込む練習を始めます。そして、「もぐもぐする」「歯ぐきでつぶす」「手でつかむ」「前歯でかじる」「奥歯でつぶす」などの発達に合わせて、形状やかたさを変えていきます。
なお、パンがゆは10倍がゆに慣れてから与えます。離乳食を始めて3週間くらい経ってからが目安です※。後期になって手づかみ食べが始まったら、パンをスティック状にカットしたりサンドイッチを作ったり、ロール状に巻いたりするのもおすすめ。パン離乳食で「食べる力」を育てましょう。
※ 初めての食材は、万が一食後に体調が悪くなったときに医療機関を受診できるよう、小児科の診療時間内の午前中に、また、1日に1種類ずつ食べさせるようにしましょう。
【離乳初期】飲み込む練習に「ほうれん草のパンがゆ」
5~6カ月ごろの赤ちゃんは、舌の上にのせた食べ物を奥に押し込んでごっくんと飲み込みます。つぶしたりかんだりすることはできないので、離乳食はなめらかにすりつぶしたものを与えます。
ほうれん草のパンがゆ
材料1食分
-
超熟(8枚スライス)1/6枚※
-
粉ミルク
(規定の水量で溶かしたもの)大さじ1と1/2 -
ほうれん草の葉先5cm四方2枚(3g)
※ 6枚スライスの場合は1/8枚強
作り方
- 耳を除いた食パンを手で小さくちぎるか、包丁で細かく刻み、粉ミルクを加える。スプーンでなじませたら電子レンジで約15秒加熱し、すり鉢でなめらかにすりつぶす。
- ほうれん草の葉先をやわらかくゆでたら、水にさらしてあく抜きをする。刻んですりつぶしたら裏ごしをし、湯でのばす。
- ①を器に盛り②をのせる。
* 電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。
* 生後6カ月ごろから与えることができます。
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【離乳中期】つぶつぶ感に挑戦!「りんごとヨーグルトのパンがゆ」
2回食に慣れてきたら徐々に離乳食の水分量を減らし、ヨーグルト状にします。この時期は舌と上あごを使い、食べ物を押しつぶして唾液と混ぜて飲み込むようにするのが目標。もぐもぐと口を動かしているか、確認しながら与えます。
りんごとヨーグルトのパンがゆ
材料1食分
-
超熟(8枚スライス)1/4枚※
-
粉ミルク
(規定の水量で溶かしたもの)大さじ2 -
りんご
(皮と芯を除いたもの)2cm角×2個(20g) -
ヨーグルト小さじ1/2(2.5g)
※ 6枚スライスの場合は1/5枚強
作り方
- 耳を除いた食パンを手で小さくちぎるか、包丁で細かく刻み、粉ミルクを加える。スプーンでなじませてつぶしたら電子レンジで約20秒加熱し、冷ます。
- りんごは指で押してつぶれるかたさにゆでたら2~3mm角に刻む。
- ①に②の半量を混ぜて器に盛り、②の残りとヨーグルトをのせる。
* 電子レンジの加熱時間は600Wを基準にしています。
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【離乳後期】手づかみ食べしやすい「ツナポテトロールサンド」
自分で食べ物を手でつかみ、口に運んで食べる「手づかみ食べ」が始まるころです。さまざまなメニューを手づかみ食べすることで、食べ物のかたさや温度を感じて前歯で「ひと口分」をかじることやかむ力の加減を覚えていきます。
ツナポテトロールサンド
材料1食分
-
超熟(8枚スライス)1枚
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ツナ水煮缶小さじ1(5g)
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にんじん1.5cm角1個(10g)
-
ブロッコリー
(小さめの小房)1房(5g) -
じゃがいも1/5個(30g)
-
湯小さじ1
作り方
- ツナは茶こしに入れ熱湯をかけ水気を切る。にんじんはゆでて粗みじん切りにし、ブロッコリーはゆでて穂先の部分を粗みじん切りにする。
- じゃがいもは皮をむき、やわらかくゆでたらつぶし、湯小さじ1を加え①を混ぜる。
- ラップの上に耳を除いたパンを置く。②をのせて平らにならし、端からラップで巻いていく。
- しばらく置いてなじませてからラップを外し、3~4等分にカットする。
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【離乳完了期】前歯でかじってかむ意欲を促す「かぼちゃバナナとレーズンのロールパンサンド」
後期に続き、手づかみ食べしやすいメニューで食への意欲を高めます。前歯が生えそろい、奥歯が生えてきますが、かむ力はまだ弱いので肉団子程度のかたさを目安に調理を。前歯でかじりとることで、咀嚼が促されて奥歯でかむようになるので、手づかみができて簡単につぶせるメニューがおすすめです。
かぼちゃバナナとレーズンのロールパンサンド
材料1食分
-
超熟ロール1個
-
かぼちゃ
(皮、種、わたを除いたもの)2cm角3個(30g) -
バナナ2cm(15g)
-
レーズン小さじ1/2(2.5g)
作り方
- かぼちゃをやわらかくゆでたらバナナを加え、フォークで粗くつぶす。
- レーズンはお湯につけてふやかし、水気を拭いたらみじん切りにして①に混ぜる。
- 超熟ロールは横に切り込みを入れる。②をはさみ、3〜4等分に切る。
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* 厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年改定版)に基づいたレシピですが、離乳食のかたさや形状は目安です。赤ちゃんの発達や食べる様子を見ながら調整しましょう。
* 器具や食材などにより調理時間、仕上がりは異なります。様子を見ながら調整してください。調理途中や調理後に水分が足りないと感じたら、水分を足して再度、短時間加熱をして調整しましょう。
* 初めての食材は、万が一食後に体調が悪くなったときに医療機関を受診できるよう、小児科の診療時間内の午前中に、また、1日に1種類ずつ食べさせるようにしましょう。
「超熟」は離乳食におすすめ!
赤ちゃんの離乳食に活躍する「超熟」。食パンは初期から、ロールパンは後期から離乳食に使えます。
ポイント1:「余計なものは入れない」がコンセプトのシンプル素材
1998年、炊きたてのご飯のように毎⽇⾷べても飽きないおいしさを⽬指して開発された「超熟」。食パンは、小麦粉、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母などシンプルな素材で作られていて、初期のパンがゆデビューにもピッタリです。また、卵は不使用※です。
※「超熟ロール」のみ同じ設備で卵を使用した商品を製造しています。
ポイント2:小麦本来の自然な味わいでいろいろな食材と相性がよい
「超熟」は小麦がもつ自然でほのかな甘みや味わいが特長です。自然な味わいだからこそ、野菜やお肉など、どんな食材とも相性抜群。赤ちゃんの成長に合わせてさまざまな食材と組み合わせる離乳食作りに活躍します。「超熟」は赤ちゃんの食を育むのにピッタリです。
「超熟」ラインナップをチェック
超熟(8枚スライス)
国産小麦の小麦粉を13%使用(小麦粉中)し、余計なものを入れずにシンプルな素材で作られています。小麦粉本来の自然でほのかな甘みが特長。シンプルだからさまざまな食材と合わせやすく、離乳初期のパンがゆから後期・完了期のサンドイッチなど、赤ちゃんのステップアップに合わせてずっと使えます。
超熟ロール(6個入)
「超熟」のおいしさがロールパンに。どんな素材にも合うシンプルな味わいで、後期以降の離乳食に活躍します。具材を挟んでカットすれば赤ちゃんにも食べやすい形に。
超熟 国産小麦(6枚スライス)
小麦本来のおいしさとほのかなバターの風味が楽しめる、国産小麦の小麦粉100%、国産バターを使用した食パン。素材によりこだわりたい人におすすめです。超熟独自の製法と国産小麦により、生で食べるとよりしっとり、もっちりとした食感が味わえます。
*「超熟」シリーズは乳児用規格適用食品と同等の管理をしています。
* ラインナップは、2023年3月時点のものです。
24日は「離乳食の日」。パン離乳食レシピを紹介
乳歯が生える時期は赤ちゃんが離乳食を始めるタイミングの目安の1つ。Pascoは「24日」を乳(2)歯(4)の語呂合わせから「離乳食の日」として、パン離乳食レシピを公式SNSで紹介しています。また新商品やキャンペーン情報なども投稿されていますのでぜひチェックしてみてくださいね。
Pascoの公式SNSはコチラ
編集部まとめ
余計なものが入っていない「超熟」は、シンプル素材だからどんな食材とも相性がよく、赤ちゃんの離乳食にピッタリ。さらに、赤ちゃんの成長に合わせたかたさや形状にしやすいから、離乳食のバリエーションも手軽に増やすことができます。家族の朝食にも使えるので、常備しやすい点もうれしいですよね。家族みんなでパンメニューを楽しんで、赤ちゃんが、食べることって楽しいと思えるとよいですね。
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堤ちはる 先生
管理栄養士 | 相模女子大学栄養科学部健康栄養学科教授
相模女子大学栄養科学部健康栄養学科教授。保健学博士。管理栄養士。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了、東京大学大学院医学系研究科保健学専門課程修士・博士課程修了後、青葉学園短期大学専任講師、助教授、日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部栄養担当部長を経て、現職。調理学、母子栄養学、食育関連分野を専門とし、妊産婦・乳幼児期の食育に関する研究や、講演会・研修会などの講師を務める。厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会委員。
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