意外と知らない赤ちゃんの正しいスキンケアとは?これが正解!5つのケア
赤ちゃんの肌を触ってみると、さらさらしていて気持ちがいい、と思うことはありませんか?しかし、赤ちゃんの肌は「すべすべでしっとりしている状態」が理想的です。このように、赤ちゃんのスキンケアについては、誤解も多く、間違った判断やケアをしてしまい、逆効果になることも。
そこで、神奈川県立こども医療センター皮膚科部長の馬場直子先生に意外と知らないスキンケアの基本を教えていただきました。
小児皮膚科医が教える、意外と知らない赤ちゃんの正しいスキンケア
赤ちゃんの肌は大人の1/2程度の薄さしかありません。汗腺の数は大人と同じなのでムレやすく傷つきやすいのです。そんなデリケートな肌を守るためにも、意外と知られていないことや、カン違いされていることをお伝えします。正しく理解して、赤ちゃんの肌を健やかに保ちたいですね。
1. 沐浴はバスマットに赤ちゃんを寝かせてシャワーで洗ってOK!
新生児期におこなう「沐浴」。「沐浴」といえばバスタブにお湯をためてそのなかで赤ちゃんを洗うイメージをもつママやパパが多いのではないでしょうか。ところが、昨今の研究で、「シャワー沐浴」という方法が赤ちゃんの肌によいことが分かってきています。
シャワー沐浴の方法はとてもシンプル。赤ちゃんをバスマットに寝かせたら、たっぷりの泡で洗います。
両手を使うことができるのでとても便利です。そしてシャワーでしっかりすすげるのもポイント。赤ちゃんを抱えたまま洗わなくてよいので、ママパパの負担も軽減されます。
赤ちゃんの肌をしっかり洗えて、すすぎ残しがないため、シャワー沐浴は赤ちゃんの肌によいといえます。ぜひ試してみてください。
なお、洗うときは手のひらにたっぷり泡を乗せてやさしく洗うことが大切です。泡で出るタイプのベビーソープだと赤ちゃんにもやさしく、大人にとっても手軽で使いやすく便利ですね。
編集部が見つけた、おすすめの商品は…?⇒
2. 保湿剤は肌に「塗り込む」ではなく「乗せる」が正解!
「べたつきが気になる」、「赤ちゃんなので塗りすぎは肌によくないのでは?」と、保湿剤を少ししか塗らないケアは実はNGです。
前述したとおり、赤ちゃんの肌の厚さは大人の1/2と薄く、刺激から肌を守るバリア機能が未熟。季節を問わずたっぷり保湿剤を使ってあげることが大切です。
具体的には、ティッシュが1枚はりつくくらい保湿するのが目安。肌に塗り込むようにうすくのばすのではなく、肌に乗せるようにたっぷり塗ることがポイントです。
しっかりした保湿ケアで「かさかさ、さらさらした肌」から「すべすべ、しっとりした肌」を目指しましょう。
編集部が見つけた、おすすめの商品は…?⇒
3. 口まわりの保湿剤は食後だけでなく食前にも塗るのが正解
口まわりはさらに皮膚が薄く、食べ物がたくさんついて荒れやすい部分。肌荒れを防ぐためにも口まわりには、食べた後だけでなく、食べる前にも保湿剤を塗って皮膚を保護してあげるのがおすすめです。とくに乾燥がみられる赤ちゃん、食後に赤くなりやすい赤ちゃんは塗ってあげたほうがよいですね。また、離乳食が始まる生後5~7ヵ月頃は、急によだれの量が増えてどうしても口まわりが荒れやすくなるので、どの赤ちゃんも予防的に塗った方がよいでしょう。よだれは顎まで垂れるので、顎まで塗ってあげてくださいね。
編集部が見つけた、おすすめの商品は…?⇒
4. 頭皮だって肌の一部。乾燥する場合は保湿をしましょう
赤ちゃんの頭皮も乾燥するもの。もし乾燥が気になるときは、頭皮もきちんと保湿するのが正しいケアです。
保湿をするときは、髪の毛がベタベタしないようにさっぱりしたローションタイプがぬりやすくおすすめ。塗り方は、まず、片方の手のひらにローションを1回塗る分だけ出します。もう片方の手の指数本で、ローションをすべてとって、反対の手で髪の毛をわけたら、指先にとったローションを頭皮にのせて、軽く指先でなじませるように塗ります。
ちょっと大変かもしれませんが、意外に頭皮は肌トラブルが多い場所なので、ぜひ正しいケアを心がけてくださいね。
編集部が見つけた、おすすめの商品は…?⇒
5. おむつかぶれは「しっかり保湿」が予防につながる!
おしりはさらさらな状態がよい状態と思ってしまいがちですが、乾燥しているとおしっこやうんちにかぶれやすくなります。そこで、おむつかぶれ予防としては、おしりをきれいにしたあと、しっかり保湿して水分・油分を補うことが大切。おしりを拭いたらローションやクリームなどで保湿をしましょう。すぐにおむつを履かせるとムレてしまうので、少し時間をおいておしりが乾いてから履かせてください。
最近のおむつは通気性がよく高性能ではありますが、やはりこまめにおむつを替えること、おしりは拭くよりも洗い流す方が、よりおむつかぶれの予防につながります。
編集部が見つけた、おすすめの商品は…?⇒
まとめ
赤ちゃんの肌は、湿疹、よだれかぶれ、おむつかぶれなどトラブルを起こしやすいため、毎日の正しいスキンケアでバリア機能を助けて、健康的な肌を育むことが大切です。
スキンケアをきちんとおこなうことは肌トラブル予防になるだけでなく、将来のアトピー性皮膚炎や食物アレルギー発症の予防につながります。新生児期からのスキンケアでバリア機能をサポートしてあげて、外部刺激が肌に入り込むのを防ぎましょう。
また、スキンケアは赤ちゃんの肌を守るためだけでなく、ママやパパの手と、赤ちゃんの肌が触れ合うスキンシップの機会にもなります。スキンケアを習慣にして、親子のコミュニケーションの時間も楽しみながら赤ちゃんとの絆を深めていきましょう。
【編集部が見つけた、おすすめの商品はこれ!】
編集部おすすめ!ベビー全身泡ソープ
赤ちゃんの胎脂(生まれたての赤ちゃんの肌を刺激や乾燥から守るもの)に近い保湿成分(ピジョンベビーリピッド※1)を配合した、泡で出てくる新生児から使えるベビーソープ。肌に近い弱酸性で、無着色、無香料、パラベンフリー、皮膚刺激性テスト済みです。
斜めにカットされて泡が取り出しやすいポンプ先、片手でプッシュしても安定感のあるどっしりした容器で使い勝手がよいところもおすすめポイントです。
※1 保湿成分:イソステアリン 酸コレステリル+セラミドNG(セラミド2)またはセラミドNP
編集部おすすめ!ベビーミルクローション
赤ちゃんの胎脂に近い保湿成分(ピジョンベビーリピッド※1)が配合されていて、しっとりしたうるおいを与えるミルクローション。弱酸性、無着色、無香料、パラベンフリー、皮フ刺激性テスト済みで、新生児から使えます。
しっとりしていますが、乳液タイプなのでよくのびて全身にムラなく塗りやすい!どんどん乾いてしまうお風呂上がりの赤ちゃんに素早く塗ってあげることができます。大容量タイプもあるので、きょうだいや家族で使うのに便利です。
※1 保湿成分:イソステアリン 酸コレステリル+セラミドNG(セラミド2)またはセラミドNP
しっとりすべすべ乳液タイプ。うるおいを与えながら、適度なさっぱり感でオールシーズンおすすめ
しっとり感が持続するシアバター(保湿成分)配合。乾燥が気になる時期はこちら
編集部おすすめ!ピジョンワセリン
肌の保護効果が高いワセリン。ワセリンというと固くてぬりづらいイメージをする方もいると思いますが、このワセリンはのびがよいので塗りやすいのが特長です。添加物がないワセリン100%で、無着色、無香料、パラベンフリーなので、新生児の赤ちゃんにもおすすめです。ワセリンを塗って肌を保護することで外側からの刺激を防ぐことができます。
離乳食を食べる前の口まわりに塗って、肌荒れを予防しましょう。日ごろのスキンケアでも、とくに乾燥する箇所にはローションなどの保湿剤の上にワセリンを重ね塗りすることで水分の保護効果が高まります。さまざまな場面で使えるのもうれしいですね!
編集部おすすめ!ベビークリアローション
さっぱりしていながら赤ちゃんの胎脂に近い保湿成分(ピジョンベビーリピッド※1)を配合し、みずみずしくうるおいを与える化粧水タイプのローション。べたつかないのに乾燥が防げて頭皮の保湿にもおすすめです。弱酸性・無着色・無香料・パラベンフリー・皮フ刺激性テスト済みで生まれてすぐから使えます。
さっぱりタイプなので、夏の全身保湿や日中の保湿などにもよさそうです!
※1 保湿成分:イソステアリン 酸コレステリル+セラミドNG(セラミド2)またはセラミドNP
編集部おすすめ!薬用ローション(ももの葉)
保湿成分のももの葉エキスとアロエエキスを配合した植物性の薬用ローション。とろみがついているので手にとりやすく、さっとなじんで塗り広げやすいのが特長です。うるおいを与えてあせもや肌荒れを予防してくれます。さっと塗れてべたつかないのでおむつ替え後のおしりの保湿にピッタリ!
パラベン、アルコール、香料、着色料が無添加なので低刺激な点もポイント。敏感肌の赤ちゃんでも使えますよ!
1人ひとり違う 赤ちゃんのお肌に合ったものを
セレクトできる!
ラインアップはこちら
[PR] ピジョン株式会社
馬場直子
神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、横浜市立大学皮膚科臨床教授
プロフィール
1983年滋賀医科大学医学部卒業、1994年横浜市立大学皮膚科講師を経て、神奈川県立こども医療センター皮膚科部長、2015年より横浜市立大学皮膚科臨床教授を兼務。日本皮膚科学会専門医。専門分野は小児アトピー性皮膚炎、母斑、血管腫、皮膚感染症など小児皮膚科学全般。