お願い、つきはなさないで…
娘が慕っていたカナエ先生の名前が、未来(みくる)であることを知った日。
爽子は夫の元恋人の未来は同じ大学の同級生だったことを思い出し、夫の卒業アルバムを探しましたが「カナエ先生=未来」の確証は得られなかった。
ちなみにその日は妊活のため、夫に早く帰ってきてもらう予定だった。
しかし夫は夜になっても夫は帰宅せず、電話にも出ない。
爽子は不安のまま一晩を過ごし……。
夫の拓也はカナエ先生とに呼びだされ、2人で会っていた。
“昔”と同じように拓也と楽しそうにするカナエ先生。
それに拓也は「昔とは違う」と言い退けようとしますが、カナエ先生は「毎日薬が手放せず、布団から起き上がれなくなる日もある」と訴え「こうなったのはたっくんのせい」と拓也を責める。そして拓也を抱きしめた……。
結局その晩は、拓也は真夜中に帰宅。
爽子との妊活の予定を反故にし、寝室の扉を開けることすらせずリビングで夜を明かした。
拓也よりも先に家を出た爽子は、会社で先輩に相談。
頼れる先輩は、夫と未来が通っていた大学へ出向き調べようと言ってくれた。
傷つくことを恐れ躊躇する爽子だったが、先輩の「覚悟決めて現実見なくちゃ!」という一言にハッとさせられた。
◇ ◇ ◇
夫のことを信じると決め、2人目妊活にトライしようとしていた矢先に夫の裏切り。爽子さんはどんなに悲しかったことでしょうか。たしかに先輩の言うとおり、覚悟を決める必要がありそうです。ただ、会社の先輩が味方でいてくれることで、爽子さんも少し心強いのではないでしょうか。自分ひとりで抱え込まず、信頼できる第三者に相談することによって、少しでも爽子さんのつらさが軽くなればいいですね。
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