前田産婦人科クリニック(鹿児島県霧島市)院長インタビュー
明るく、あたたかな産婦人科
充実した設備と最新の機器を備え、目まぐるしく変化する女性の体と心をきめ細かにサポートしているという前田産婦人科クリニック。前田産婦人科クリニックを訪れて、まず感じたことはスタッフの仲のよさ。チームワークも抜群で、あたたかな雰囲気に包まれた産婦人科でした。
開院当初からずっと勤務しているスタッフも多いことが頷けます。
英気を養う食事を提供
きめ細かなサポートということでは、食事にもこだわりを持っています。入院中に提供される食事は、患者さんに英気を養ってほしいということで、メニュー内容にもこだわりを持ち、日々常に新しいレシピを考案しているとのこと。中心となって食事を提供している金田淳一シェフにもお話を伺いました。
大阪出身の金田シェフ。メインはイタリアンで、大阪のホテルやレストランなどでの勤務を経て、前田産婦人科クリニックに来てからは8年が経つとのこと。当初はレストランとまったく違う段取りに苦労したということでしたが、今は総勢8名の厨房スタッフと協力し合い、おいしい食事を提供しています。
こだわりのメニューはシェフと栄養士で考えているとのこと。お料理の大半は地元の食材を使用し、野菜が約7割、油や生クリームは極力使わず、油がどうしても必要なときもオリーブオイルにしたり、油の多い食材はワインで油を飛ばすなどの工夫をしているそうです。
そして一日でも早く、お母さんたちの体力・精神力が元気に回復し、がんばって子育てできるような気遣いをしています。
取材日のお祝いランチメニュー
- オードブル
- 合鴨の燻製ごま風味
- アスパラのベーコン巻ペッパー風味
- 野菜のコンソメゼリー寄せ
- 完熟トマトのゼリー
- 桜えびのキッシュ
- サーモンのエスカベッシュ
- ポークソーセージのパイ包み
- 北海道産貝柱のミルフィーユ ラビゴットソース
- 牛フィレのグリル ジャポネソース 三種の野菜添え
- オニオンスープのパイ包み
- サラダ パナッシュ
- デザート ミルフィーユのフルーツ添え
この日のランチメニューは大変豪華な構成。ラウンジで談笑しながら食事をするお母さんたちの笑顔が印象的でした。
地域に貢献していきたい
「当院は、母子3代にわたり『ここで出産しました』といわれるほど、長きにわたり、地域貢献をしている産婦人科ですが、もっともっとこの貢献を続けていきたい」と院長は話していました。
いちばんの大切なことである安心・安全な出産を常に意識し、日々の診療にあたっていることで地域のみなさまからの信頼を得ているのだと感じました。
また院長は、「患者さんには、わからないことや不安なことがあったらどんどん質問をしてほしい」と強く希望しており、些細なことでも気軽に話せる環境づくりにも気を配っています。
「無事出産し、よろこんでもらえることがいちばんホッとする」という院長。「体力の続く限り続けたい」と力強く話す姿からも、常に信念に基づいた診療で、地域に貢献し続ける産婦人科であると再認識させられました。