中曽産科婦人科医院(鳥取県米子市)産院ごはん
カテゴリー│産院ごはん 2018/02/13 12:00

3食キチンと食べましょう

毎月開催の「プレママ昼食会」でも栄養指導をおこないます

角さん「栄養指導をおこなうと、1日3食を食べている方がとても少ないことがわかります。特に野菜不足の問題は深刻なレベルかもしれません。子どもを産むためには、ジャンクフードはやめて野菜中心の食事を3食キチンと食べることがとても大切なんです」

それぞれの患者さんに合わせた食事指導をおこなっています

スタッフのみなさん「心を込めて食事を作り、栄養指導をおこなっています」

角さん「たとえば、仕事をされているなどのお忙しい方は、朝食を抜いているケースがとくに多いです。また、野菜を食べ慣れていない方は、野菜の選び方から分からないということもあるので、旬の野菜は何かということからアドバイスをしていきます。

忙しい方にもおすすめな食事は、野菜スープです。残りものの野菜に、コンソメを1個入れるだけで簡単に作ることができ、冷蔵庫で保存して数日食べられるので便利ですよ」

食材は旬のものを中心に、新鮮な地のものをたくさん使っています

人気のプレママ昼食会はなんと無料!

プレママ昼食会のお弁当は、入院中に食べるものと同じ内容の松花堂弁当

角さん「母親学級での栄養指導とは別に、『プレママ昼食会』というイベントを毎月開催しています。量を調整した、入院中の患者さんにもお出ししている『松花堂弁当』を食べながら、妊婦さんのいろいろなお悩みや質問に答えています。

『カフェインは摂ってはダメですか?』など、ご記入いただいたアンケートをもとに質問にお答えしたり、鉄分やカルシウムについての説明をしたりと、ていねいに妊婦さんのお悩みや質問に対応しています。また、ふだんの食事の様子を伺い、一人ひとりに合わせたアドバイスをおこなうことで大変よろこばれています」

栄養指導で意識が変わる

角さん「中曽産科婦人科医院では、栄養士だけでなく、医師や看護師を含め、産院全体が食事について高い意識を持って取り組んでいます。私が妊娠初期に栄養指導をおこないますが、多くの妊婦さんは意識が変わっていき、その後の医師の診察でもいい経過につながるケースが多いですね。

私たちの取り組みの結果が表れていると思います。厚生産労働省のガイドラインでは、BMIに問題のない妊婦さんであれば、出産時の体重増加は7〜12kgですが、中曽産科婦人科医院では10kgを目標に指導をしています」

太りすぎてしまう患者さんは、年に数人程度

栄養バランスを考えた、野菜中心の食事

角さん「3食きちんと食べたら太ってしまうのでは?と心配される方もいらっしゃいますが、なにをどのように食べるかがポイントです。野菜中心の食事をきちんと食べていれば、太ってしまうことはありません。

レシピはクックパッドも参考にしています。”簡単”というキーワードで検索して、忙しい患者さんでも、バランスのいい食事が摂れるようなアドバイスにつなげています。レシピが簡単だということはとても大事なことです。ママは出産後も大忙しですから、主婦目線でのレシピは参考になるものが多いです。もちろん、栄養士の目でチェックを欠かさずおこない、患者さんには間違いのないアドバイスをしています」

入院中の「お茶会」も大好評

お茶会では、お抹茶と一緒に季節に合わせた和菓子をお出ししています

角さん「毎週、入院されている妊婦さんや産後のママにお抹茶と和菓子をお出しし、お互いの交流を図るお茶会を開催しています。このお茶会は妊婦さんの憩いの場であり、退院後にも交流が続くようなママ友作りの場としても大切な機会となっています。

赤ちゃんを産んだばかりの方から『これ以上は、もう子どもはいりません!』なんてコメントも飛び出したりしますが、経産婦さんから初産婦さんへのアドバイスもあり、とても盛りあがっています。またこのお茶会では、入院中の食事についての説明もおこなっています」

飽きのこない家庭的な料理を、旬の食材を活かして、味・質ともに満足していただけるよう、心を込めてつくっています

角さん「柔軟な発想で、洋食や和食というジャンルにこだわらず、栄養バランスを考えた献立を作っています。中華のメイン料理に和食の副菜ということもありますが、味と質、バランスを考えて組み合わせています。

こってりした料理とあっさりした料理を組み合わせるような工夫もあります。妊婦さんから作り方を訪ねられることも多いです。あまり手の込んだものをお出しすると、『自分でも作ってみよう!』という気持ちが起きないと思い、かんたんに作ることができる献立を取り入れています」

ご家庭でも作ってもらえるように、お菓子も手作りのものをお出ししています
抹茶プリンやハロウィンのクッキーも手作りです
病棟エリアの掲示板に貼り出された手書きの献立表(左)と手書きのレシピ(右)

献立は、1日40〜50品目を取り入れています

角さん「山陰地方は食材が豊富なおかげで、献立に使用するすべての食材が揃います。米子野菜は白ネギとブロッコリーが有名です。いろいろな調理法で白ネギだけを食べるレシピもあるんです。また、境港にあがる魚は全国でも有名で、新鮮な魚介類がいつでも手に入り、乾物も豊富です」

おせち、七草粥など、季節メニューも手作りしています
野菜を中心に、1日40~50品目を食べられるようにしています
お祝い膳のコースも、野菜をしっかり食べられるスペシャルメニュー

産後も教室が充実!

角さん「生後3カ月から1歳までの赤ちゃんとママを対象に、赤ちゃんのオイルマッサージと離乳食相談をおこなうイベントを毎月開催しています。

何度も参加する方もいらっしゃるほど人気で、1歳を前に『このイベントも、もう卒業ですね』と残念がられる方もいらっしゃいます。ママの不安を取り除き、リラックスしてもらえる場として好評です」

絵本アドバイザーは、中曽産科婦人科で出産された方!

のびのびサークルでは、絵本の読み聞かせをおこないます

角さん「産後1カ月から参加できる『のびのびサークル』では、絵本アドバイザーが絵本の読み聞かせについて教えてくれます。まだ首の座らない赤ちゃんを連れていく場所はなかなかないので、そういった意味でもママをサポートしてあげたいと考えています。

小中学校でも読み聞かせをしている絵本アドバイザーは、読み聞かせの重要さ、読み聞かせのコツなどを話してくれます。そんな絵本アドバイザーですが、実は、もともと中曽産科婦人科医院で出産された方なんですよ」

のびのびサークルの様子

産後のサポートにも力を入れています

師長の高岡妙子さんにもお話を伺いました。

高岡師長「中曽産科婦人科医院では、産後のサポートにも力を入れています。のびのびサークルや離乳食教室などもそうですが、ママ自身のケアのひとつとして母乳外来もおこなっています。母乳があまり出ないなどの悩みだけでなく、育児についての相談などにも対応しています。

また、米子に住んでいる方の場合、産後4カ月までの間はであれば日帰り入院や宿泊入院ができる制度もあります。のびのびサークルなどの産院主催の産後イベントだけでなく、保健師さんを交えた地域連携もおこなっているので、一人で悩まずに相談してほしいですね」

楽しんで子育てをがんばってもらいたい

高岡師長「中曽産科婦人科医院はアットホームな雰囲気の産院で、スタッフ全員が細かいところまで気配りすることを忘れないよう心がけています。スタッフそれぞれの個性を生かしながら、退院後の育児に向けて、産後の大事な時間を心地よく過ごせるようにサポートしています。

ベテランスタッフも多く、細かいところまで指導ができるので、患者さんからは『スタッフはみんな話しやすい!』と言っていただいています。退院後の生活について事前に伺って、退院後に事故などが起こらないように入院中からアドバイスをおこないます。その際にはご主人にも慣れてもらうために一緒に指導を受けてもらっています。お母さんは休める時には休んで、型にはまらず肩肘張らずに子育てをがんばってほしいと思います」

妊婦さんへのメッセージ

角さん「子どもが生まれると、その後は子育てが待っています。子どもに食べてほしくないものはご自身も食べないように心がけながら、3食しっかりバランスのいい食事を食べて、健康に出産してほしいと思います!」

高岡師長「妊娠中は胎教が大切です。自分の好きなことをしたりリラックスしておなかのわが子に話しかけながら、心身健康で出産してください。出産後はスタッフに甘えてくださいね」

スタッフ全員、心を込めてサポートします!
明るく優しい雰囲気の院内
お部屋は明るく落ち着いた雰囲気。友人が訪ねてきてもゆっくりお話ができるお部屋もあります

ベビーカレンダー編集部


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