腟の濡れ方と妊娠しやすい日には関係があるの?

腟の濡れ方と妊娠しやすい日には関係があるの?

妊娠を考えてから約1年半が経ちますが、子どもができません。病院に行くのも怖くて、まだ行けていません。いろいろなサイトを見て、妊娠しやすい子作りのタイミングは、排卵予定日2、3日前からだと知りました。
私は、月経がほぼ28日周期なので、月経開始から14日目を排卵予定日と考え、その2、3日前から、続けて夫と子作りをしています。とはいえ、2、3日前では腟があまり濡れず、痛みを感じます。排卵予定日の当日か翌日くらいなら、腟が濡れるのでスムーズにおこなえます。これは、生理周期が28日で整っていても、排卵予定日が生理開始日の14日目より遅い、ということなのでしょうか? また、周期のことはあまり気にせず、濡れるときに性交した方が妊娠しやすいのでしょうか? もしくは、痛くても排卵前におこなった方がいいのでしょうか?
夫も子作りには協力的で、排卵予定日前になると積極的になってくれます。しかし、タイミングが今のままでいいのか不安で、口論になることもあります。ネットで調べても、「排卵日の2、3日前からが妊娠の可能性が高い」という情報がよく見られるばかりで、腟の濡れ方については触れられていないため、よく分かりません。実際のところ、どうなのでしょうか?

専門家の回答

排卵前には、「エストラジオール」という卵胞ホルモンの上昇により、子宮頸管腺から精子を受け入れやすい状態にする粘液が分泌されるため、腟内が潤います。これも妊娠しやすいタイミングの一つの目安になりますが、まずは基礎体温を測定して、おりものの量と排卵日との関係を検討してみましょう。たしかに、28日周期では、月経開始から14日前後に排卵することが多いですが、基礎体温表と見比べて、予想していたタイミングとのずれがないかをチェックしてみましょう。
卵子は1日しか生きられませんが、精子は妊娠する力を2日間は十分に持っています。したがって、排卵日を中心とした前後2日間に1~2回性交しておけば、ずれがあっても4日間は猶予があります。さらに、薬局で販売している「排卵検査薬」(尿を用いて排卵日を予測するキット)を利用すると、妊娠のタイミングを計る精度が高まります。
ご質問の方の場合、1年半も妊娠できない状態が続いているので、産婦人科を受診して検査を受けられるといいでしょう。超音波検査で卵の大きさを測定して排卵の時期を見てもらうと、妊娠のタイミングを計る精度はさらに高まるでしょう。

※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
この記事の回答者
監修者プロファイル

監修者天神 尚子(てんじんひさこ)先生
三鷹レディースクリニック院長

三楽病院産婦人科科長を勤めた後、2004年2月、三鷹レディースクリニックを開業。
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