風邪をひいたように呼吸がゼコゼコしています
もうすぐ生後7カ月になる息子は、呼吸がよくゼコゼコしていて、鼻の奥かのどの奥で鳴っているようにも聞こえます。「鼻やのど、気管が十分に発達していない時期なので、気にすることはない。そのうちに、気にならなくなる」と健診で言われてきたため、様子を見ていましたが、最近では会う人に、「風邪をひいているのね」と言われてしまいます。たしかに、生後1カ月のころに比べたら、多少は気にならなくなりましたが、それでも、ゼコゼコしすぎている気がします。苦しそうに見えるわけでも、眠れないわけでもないため、受診は見送っています。ただ、最近離乳食が始まり、むせることがあります。やはり、受診をするべきでしょうか?
診察をしないと確かなことはわかりませんが、ご質問の内容からは「先天性喉頭軟化症」の可能性が考えられます。これは、のどの組織の軟骨がまだ柔らかいため、息を吸うときに陰圧がかかって、息の通り道が狭くなるものです。月齢の低い子の症状は、喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒューという音)が聞こえる程度の軽いものから、口からおっぱいや育児用ミルクを飲めない哺乳障害や、呼吸困難になるような重いものまで幅があります。成長とともに、のどの軟骨やその周りの組織がしっかり発達していくと、喘鳴が消え、また哺乳や呼吸の障害も消失または軽減します。ご質問の赤ちゃんは、生後7カ月まで順調に発育しているようでしたら、慌てて受診しなくてもいいと思います。6~7カ月児健診がまだでしたら、ぜひその折りに、担当の医師にこの症状について質問されるとよろしいかと思います。
※質問に対する答えはあくまでも「参考意見」としてお読みください。個人によって症状や対策は異なります。また、詳しくは診察してみないと判断できない場合もあります。
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