連日、娘の口の周りに食べカスが……
わが家の娘は生後10カ月で保育園に入園しました。当時はまだおしゃべりができなかったので、本人の口から保育園の様子を聞くことはかなわず、またコロナ禍で規制が厳しかったため保育室の様子を見ることもできない状況。私は娘がどのように保育園で過ごしているのか、とにかく心配でなりませんでした。
そんな中、私が気になっていたのは、連日、娘が口の周りに給食の食べカスの汚れをつけたまま帰ってくることです。「口の周りの汚れに気づかないってことは、先生は娘の顔を見て接してくれていないのかな?」と、ますます心配を募らせていました。
今度は娘の足の裏に、アレがついていた!
また別のある日、帰宅した娘の靴下を脱がせると、足の裏には、なんとうんちがべったり! 当時、娘がおむつ替えの最中に動いて足が汚れてしまうことは家でもあり、保育園でも同じ状況が起こったのだとは思いますが、まさか拭いてもらえずに帰ってくるとは……。
娘の保育園は日中みんな裸足で過ごしているので、おそらく娘は汚い足で保育室を歩いています。そうなるとお友だちの衛生面も心配です。また、万が一おむつ替えの場では汚れに気づかなくとも、降園時に靴下を履かせるときなど、気づくチャンスは他にもあるように思います。先生は気づいていたのにそのままにしていたのかなと感じてしまい、大切な娘がぞんざいに扱われているようでとても悲しくなってしまいました。
先生に要望を伝えるのはクレーマー?
連日の汚れについて先生に要望を伝えたい気持ちはあったのですが、入園したばかりで関係性もできていないまま伝えることは勇気がいり、尻込みしていました。また、私が先生にクレーマーだと思われたら、娘に不利益があるのではないかとの心配もありました。
しかし、うんちの件で我慢できなくなってしまった私。客観的な意見を聞いてみようと、保育士をしている友だちに一連の出来事を話し、先生に要望を伝えるのはどうか聞いてみることに。すると友だちは「子どもの汚れをキレイにするのは、保育士として当たり前だよ。ただ文句を言うんじゃなくて、どうしてほしいかを冷静に伝えればきっと大丈夫!」と背中を押してくれました。
連絡帳で要望を伝えると……
友だちの助言に勇気をもらった私は、早速連絡帳に、娘の足の裏にうんちがついていたこと、給食の食べカスがしばしば口の周りについていること、もし気づいたときにはお手数ですが拭いてあげてほしいことを書きました。
すると連絡帳を渡した日の帰りに、先生が「気づかずすみませんでした。これから注意して見ていきます」と声をかけてくださったのです。さらに娘にも「気持ち悪い思いをさせてしまってごめんね」と謝罪が。そしてそれ以降、娘が汚れたまま帰ってくることはなくなりました。
関係性ができていない状態で先生に要望を伝えるのは勇気が入りましたが、伝えないままだったらきっと、「先生は娘のことを全然見てくれていない!」と先生を信用できなくなっていただろうと思います。思い切って伝えてみて、改善していただけて本当によかったです。また、娘のことを思って、すぐに改善してくださった先生にも感謝しています。
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著者:榎本まいこ
夫は転勤族で、見知らぬ土地にて甘えん坊な2歳娘を育てています。元幼稚園教諭。育児と保育の経験を活かしながら主に子育て・教育ジャンルで執筆中。趣味は古民家カフェめぐり。