周りに比べてなかなか生えてこないと思っていた息子の歯。やっと生えてきたと思ったら、なんだか形が変? 歯科検診を受けると、「癒合歯(ゆごうし)」と言われました。癒合歯って何? どうすればいいの?と不安だった当初のことや、今現在の歯の状態などについてお話しいたします。
やっと生えたてきた歯がなんだか変?
初めての育児でわからないことだらけだった7年前。個人差があるとはいえ、なかなか息子の歯が生えてこず、少し心配していました。生後11カ月を過ぎたころ、ようやく歯が生えてきたものの……あれ? なんだか中心からずれている? 友だちの子と比べると、下の歯が2本生えてくるはずのところが、2本生えているにしては少しずれているし、1本しか生えていないようにも見えたのです。
1カ月後くらいにもう1セット同じような歯が生えてきて、周りの子と比べて大きめの歯が生えてきたんだ!と思いました。
保育園の歯科検診で指摘された癒合歯
息子が1歳を過ぎて保育園に入り、歯科検診があったのですが、その結果、表に書いてあったのは「癒合歯」の文字。初めて聞く言葉でしたが、納得。他の子と違う形だなと思っていましたが、息子の下の歯は、4本が2本ずつくっついてしまっているのだということがわかりました。
癒合歯のデメリットは、くっついている部分に歯垢がたまりやすく虫歯になりやすいことだそうです。2歳になる前からイヤイヤ期で、歯磨き大嫌いな息子に丁寧なブラッシングをするのはとても大変でしたが、仕上げ磨きを頑張り、虫歯になりやすい食べ物・飲み物に気をつけることにしました。
歯医者さんを身近な存在に♪
仕上げ磨きを頑張るとはいっても、毎日号泣する息子の歯磨きは精神的につらいもの。そこで頻繁に歯科へ通うことにしました。小児歯科のあるところだったので、息子のお気に入りのキャラクターの本やおもちゃもあり、普段は使わないおいしい味の歯磨き粉で、やさしい先生に歯を磨いてもらえて息子もごきげん!
親としても心配なことを聞けるのでよかったです。おかげで虫歯になることもありませんでした。
現在息子は7歳。周りの子は続々と歯が抜けたと言っていますが、息子はまだ抜けていません。癒合歯のため、なかなか抜けにくいようです。もう少し様子を見て、必要となれば抜くこともあるかもしれませんが、信頼できる歯医者さんに通い、息子の歯を大切にしていきたいです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/おんたま
監修/助産師REIKO
著者:小林まり
6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。