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「何が気に食わないの?」背筋が凍った!出産後、退院した日に夫と義母が言い争う声で目が覚め…

長男を出産すると「毎日手伝いに来る」と言ってくれた義母。それを夫がやんわり断るとまさかの事態に。退院したその日に、赤ちゃんではなく大人たちに振り回されるとは思っていませんでした。一番大変なのは私なのに……と悲しくなった体験談です。

 

夫と義母が喧嘩

 

夫と義母が喧嘩

 

退院するとすぐにやってきた義母

長男を出産して退院すると、近くに住む義母がやってきました。「疲れたでしょ。少し休んでいいよ」と言ってくれたので、長男と寝室へ。

 

出産は問題なかったものの、骨盤はグラグラ、足はフラフラ。久しぶりに外へ出たせいか、とにかく疲れてしまっていたため、せっかくきてもらったのに申し訳ない気持ちもありましたが、夫もいるので大丈夫だろうと思いました。ちょうど長男も寝ていたので、すぐにウトウトしてしまいました。

 

だんだん大きくなる2人の話し声

夢見心地のなか、夫と義母の話し声が遠くで聞こえていました。何を話しているのかはわからないくらいで、まるで子守歌のよう。少しずつ眠りが深くなるのを感じていると、だんだん2人の声が大きくなっていくのです。

 

それも楽しそうというより、言い争っている様子で、何だか嫌な予感がしてきました。義母と夫の関係は悪くはないのですが、たまに大喧嘩をしてしまうことも。「あんたは私を何だと思っているの!」という声でハッと目が覚めました。

 

喧嘩の原因は私?

2人の声が聞こえる場所までこっそり移動すると、こんな会話が。「産後は大変なんだから、私が毎日来て手伝うって言ってるのに、何が気に食わないの?」「そういうことじゃなくてね。それは俺がやるから、大丈夫って言いたいの。お願いしたいことがあったらそのときに言うよ」

 

「あなたは仕事があるでしょ。女にしかわからないこともあるのよ。どうして〇〇ちゃん(私の名前)と私を引き離すようなことをするの? 私の何が悪いの?」「そんなこと言ってないよ。今のところは大丈夫だからって言いたいだけなんだよ」。毎日くると言った義母に対して夫が断り、怒らせてしまったようです。その声を聞いて私の背筋がサーッと凍りました。

 

仕方なく仲裁に

私と義母はほどよい距離を取りながら、良い関係でいますが、たしかに毎日義母がくることに抵抗がありました。お願いするにも気をつかうし、家事が苦手な私を見せたくないという気持ちもありました。しばらく話を聞いていると、私のためと言いながら2人とも私をないがしろにしているような気分になり、とても悲しくなりました。無視して寝ようかとも思いましたが、それもできずに「どうしたの?」ととぼけて2人のところに。

 

私の顔を見ると2人はハッとした様子で「ごめんね。うるさかったよね」と。「〇〇ちゃんと赤ちゃんのために……と思ったら熱くなっちゃって」と義母も夫も反省した様子でした。それから3人でこれからのことを話し合い、義母には毎日夕食を持ってきてもらうことに。そして、夫の帰りが遅いので、私が入浴する間は長男のお世話もしてもらいました。

 

 

今となっては笑い話ですが、私よりも夫や義母のほうが「赤ちゃんが生まれたんだから、いろいろと頑張らなくちゃ!」と思ったようです。うれしい半面、あのときのハラハラ感を思い出すと複雑な気持ちです。1カ月ほど経つと義母に手伝ってもらうことに慣れ、義母とさらに仲良くなれ、家に来てもらうことを断らなくてよかったなと思っています。

 

作画/やましたともこ


著者:更田未央子

6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。

 

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