土曜日も保育園へ子どもを預けることに
私の職場で、任意の研修の受講案内がありました。この研修は、平日の夜、平日の昼間、土日の昼間から都合の良い日時を受講者が選び、受講できるというもの。私は以前からこの研修内容に興味がありました。
しかし、仕事以外の時間に子どもを見てくれる人がいないため、研修の受講は難しいだろうと考えていた私。そんなとき、子どもが通う保育園で「預かり保育」をしていると知りました。この預かり保育を利用できないかと保育園の先生に相談したところ、利用可能とのことでした。
子どもからの大反対! 困惑する私
土曜日に子どもを保育園へ預けられることになった私は、さっそく職場の研修に申し込みました。そして、研修を受講する6回だけ、土曜日に保育園へ登園してほしいと子どもに伝えました。ところが、子どもはその話を聞くと、たちまち不安と不満が入り混じった表情に……。ついに子どもは大号泣してしまったのです。
「土曜日は園児が少なくて好きなおもちゃを自由に使えるかもしれないよ」「土曜日の代わりに平日どこかでお休みしてもいいよ」などと子どもに伝えましたが、子どもは土曜日に保育園へ行くことが嫌だったらしく、大反対されてしまったのです。
土曜日の登園を嫌がったのは…
土曜日に登園するのはたった6回だけですし、土曜日の代わりに平日に保育園をお休みすれば登園日数自体は変わりません。このため、土曜日に子どもを保育園へ預けると言っても、子どもから反発されないだろうと楽観視していた私。ところが、予想外にも子どもから大反対を受け、子どもにとってはそれでは納得できないことなのだとわかりました。
子どもにとって、土曜日の保育園には仲良しの友だちが登園していないことや、いつもと違う保育室で過ごさなければならないことが嫌だったようです。困り果てた私は、研修をすべて平日の昼間に振り替えて受講できないかと検討しています。
子どもの気持ちをきちんと理解できていないまま、安易に土曜日に子どもを保育園へ預けることを決めてしまった私。この一件があってからは、子どもの生活リズムはできるだけ変えないこと、子どもの気持ちをもっとよく理解することが大事だと肝に銘じ、今まで以上に子どもの気持ちに寄り添おうと心に決めました。
著者:武田 ゆうか
3歳女児の母。1987年生まれのミレニアル世代。小さいころから本と歌が好き。就職活動に失敗し、それまで無縁だったIT業界で社会人生活をスタート。20代で結婚し、子どもを授かるも、夫のモラハラに苦しんでいる。