3回の出産で、会陰切開・裂傷・無傷の3パターンを経験しました。無傷だったのは、唯一3,000gを超えた2人目の出産のときです。3人目の出産では、まさかの会陰裂傷に! 3人目にして、トイレが恐怖になる痛みを経験したのです。どうして2人目は無傷だったんだろう……?と疑問に思い、3回の出産をふり返ってみました。
1人目は酸素不足で会陰切開に!
会陰切開に不安を感じていた1人目。本格的ではないものの、ほどほどに会陰マッサージもおこなっていました。出産は思ったよりも進みが早く、入院から7時間ほどで子宮口が全開大に。そしていきみ始めたころ、おなかに装着していた分娩監視装置から赤ちゃんの酸素不足を知らせる警告音が鳴り始めたのです。
そのタイミングで先生から、「赤ちゃんを早く出すために会陰切開するね」と宣言があり、チョッキン。赤ちゃんは男の子、2,480gの低出生体重児でした。子宮口の開きも早かったし、もっと呼吸法を練習しておけば切らずに済んだのかな?と思いました。
力を抜いたおかげ? 2人目の出産は無傷!
2人目の出産は、1人目が2歳3カ月のときでした。イヤイヤ期真っ盛りのお兄ちゃんの相手が大変すぎて、運動も会陰マッサージもほとんどせず! あっという間に出産の日を迎えました。2人目ということもあり、入院から3時間半でいきみ開始!
ところが赤ちゃんの頭が出口に挟まった状態で、助産師さんに「今、陣痛の波が引いたから、いきむのをやめてね。力を入れたら裂けちゃうよ!」と言われたのです。
「えっ、今? こんな中途半端な状態で無理でしょ!」と思ったのですが、助産師さんを信じて力を抜きました。そして、3,004gの女の子を出産! 力を抜いたおかげなのか、ほぼ無傷状態で出産を終えました。
いきみすぎた3人目は会陰裂傷!?
3人目は、4年ぶりのお産でした。切迫早産で会陰マッサージはほとんどおこなえませんでしたが、呑気に構えていました。赤ちゃんにへその緒が絡まっていたこともあり、陣痛時間はなんと約13時間! そして、赤ちゃんの頭が出たときのことです。
助産師さんが「もう力を抜いてくださいね! 前に会陰切開したときの傷から裂けちゃいますよ!」と言ったのですが、私は無視。「無理~! 早く出したい!」と、いきみ続けてしまったのです。結果、大きく会陰が裂けてしまいました。
3回の出産を経て、学んだことがあります。それは、「助産師さんのアドバイスは聞くべし!」ということ。無傷だった2回目の出産では、落ち着いて助産師さんの言う通りに動くことができました。毎日お産に携わっている助産師さんのアドバイスはさすがだな~と思います。もし4人目を出産することがあるのなら、今度は絶対アドバイスを無視しない!と固く誓いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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イラスト/塩り
監修/助産師REIKO
著者:河津明香
2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。