甘くみていた内祝い選び
私は長男を出産するまで、出産内祝い選びを甘くみていました。里帰り出産だったため、赤ちゃんのお世話以外の家事は母親がおこなってくれるので、赤ちゃんが寝ている間にいくらでも出産内祝いを選ぶ時間があると思っていたのです。
しかし実際出産をしてみると、夜間授乳や慣れない赤ちゃんのお世話の疲れから、「暇さえあれば寝ていたい」という状態が続きました。ましてや初めての子育てでわからないことだらけ。そんなこんなで精神的にも参っていたので、物事を冷静に考えること自体が難しくなっていたのです。
種類の多さと金額リサーチの壁
出産内祝いのことを調べるために私が見たサイトには、「出産内祝いは生後1カ月を目安に贈るのがマナーだ」と書いてありました。そこで急いでインターネットショップで探してみたところ、品物の種類があまりにも多いではありませんか!
その上出産内祝いは、出産祝いで頂いた金品の半分〜3分の1程度の金額の物をお返しするのが基本とされています。そのため頂いた物が品物の場合には、その金額のリサーチも必要になります。しかし、産後の寝不足によって頭が回らない状態の私には、その作業をおこなうのはかなり困難でした。
生後3カ月でやっと完了
結局私たち夫婦が出産内祝いを決定し無事に贈ることができたのは、自分たちが育児に慣れてきて、長男も少しまとまって寝てくれるようになった生後3カ月ごろのことでした。
出産内祝いを贈るのが遅かったことに対してお叱りを受けることはなかったものの、出産前にある程度候補を絞っておけばもっとスマートな贈り方ができたのに、と夫婦で後悔しました。
次男の内祝い選びではこの教訓を生かそうと、出産前にインターネットショップで気になった商品を「お気に入り」に登録しておくことに。そして出産後はスムーズにお返しすることができたのです。産後はなるべく休む時間を確保するため、また自分が本当に良いと思える内祝いを贈るためにも、出産前に候補を絞っておいたほうが良いと思った出来事でした。
イラストレーター/山口がたこ
監修/助産師REIKO
著者:今岡めい
6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。