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レッジョ・エミリア・アプローチってなんだ? 【その1】

国内外問わず、世界各地のこどもに関する施設を目でみて体験している”こどもをめぐるフィールドワーカー”佐藤有美さん。彼女が第二の旅として選んだ街は、イタリアのレッジョ・エミリア。1991年ニューズウィーク誌に「世界で最も優れた10の学校」の中の1つにレッジョ・エミリア・アプローチの学校があったことで、世界から注目されるようになりました。この町で何を感じ、何を体験したのでしょうか

 

(写真)中世の町並みが残るレッジョ・エミリアの町。

 

町ぐるみでなされる幼児教育「レッジョ・エミリア・アプローチ

「モンテッソーリ教育」や「シュタイナー教育」など日本でも多く取り入れられてきたヨーロッパ発の教育法・思想があります。いずれも考案した人物の名前です。 数年前からよく耳にするようになった「レッジョ・エミリア・アプローチ」。この「レッジョ・エミリア」とは町の名前です。北イタリアの小さな町で、町ぐるみでなされる幼児教育だと言います。数年前に、美術館での大規模な展覧会が行われてから、日本でも広く知られるようになりました。

 

本を読み、勉強会に参加し、ワークショップイベントを開催し・・・国内にいながら自分なりに探求を続けましたが、やっぱりレッジョの真髄「町ぐるみ」が何であるかを体感したい。ならば、行くしかなーい!

 

 

静かな町で脈々と育まれる、現在進行形の学びの世界

(写真)レッジョ・チルドレンの本拠地、ローリスマラグッツィ国際センターへ!

 

美しい石畳の、静かでこぢんまりした町並み。 毎朝、自転車でぐるぐると探検したあと、レッジョ・エミリア市の幼児教育研究機関「レッジョ・チルドレン」の本拠地へ向かいます。数日間、現場で教育者の教育にあたる方のお話を伺ったり、実際に幼児学校の見学を行ったりするスタディグループに参加し、どっぷりとその世界観を体感してきました。

 

とにもかくにも、パッション! こどもだけでなく教育者も、ひとりひとりが主役。それがこの町の幼児教育のあり方。行く先々で出逢う人々のたくさんの「物語」に出逢う旅となりました。次回からはその教育についてご紹介します!

 


「こども」をめぐり国内外を “隙あらば旅” するフィールドワーカー。一児の母。2012年の出産を機に「こども」の世界にシフト。レッジョ・エミリアやポートランド、ベルリンの教育機関や施設・公園・プロジェクト等を体験視察。かれこれ約15年、チンドン屋としても活動。こどもとともに町をにぎやかすパレード型ワークショップもおこなう。

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