「俺なら余裕だわ」夫の無理解…

子どもが生まれてすぐのころ、夜泣きがひどくて私はほとんど眠れませんでした。眠れない日々が続き、「寝不足でつらい」と夫に訴えても、夫は起きることもなく、「俺なら子どもと一緒にすぐ眠れるけどな。泣き声で起こされても、子どもが寝たら自分もまたすぐ眠れるし、俺なら余裕だわ」と軽く言われ、そのひと言が今でも心に刺さっています。
実家は遠く、夫は仕事が忙しくて夜もほとんど家にいませんでした。頼れる人がいない中、私はひとりで家事も育児も抱え込むしかありませんでした。夫に相談しても共感の言葉はなく、育児や教育のことも真剣に考えてくれる様子はありませんでした。
そんな日々の中で、価値観の違いにイライラし、特に産後のつらい時期には「この結婚は間違いだったのかな」と何度も思いました。
何年もたった今でも、「実家が近ければ育児がラクだったのに」と私が言うと、夫は「実家が近いと育児がラクになるの? それは全然思わなかった」と返してきます。誰にも頼れずひとりで育児をしてきた大変さを、夫は今でも本当の意味でわかっていないのかもしれません。そのことに、時々絶望的な気持ちになります。
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夫婦2人だけのときは、それほど価値観のズレを感じなかったのに、子どもが生まれてからはすれ違いが増え、「許せない」と感じることも多くなりました。特に産後のつらい時期に感じた恨みは、簡単には消えません。
それでも、あの時期を乗り越えたからこそ、今の自分がいるとも思えます。つらかった経験も、時がたつにつれて少しずつ心の中で整理されてきた気がします。夫に対して完全に許せたわけではありませんが、子どもと過ごす日々の中で、小さな幸せを見つけられるようになりました。
著者:花谷順子/30代女性・主婦
イラスト:きょこ
体調不良の夜、夫はスマホゲームに夢中

体調不良の私は、「体がつらい……」と何度か声をかけたのに、夫はスマホゲームに夢中。こちらを一瞥もしませんでした。まるで自分が透明人間になったようで、胸がスッと冷える感覚を覚えました。
我慢の限界を感じ、「本当につらいから少し気にかけてほしい」と素直に伝えると、ようやく夫は画面から顔を上げ、心配そうに声をかけてくれました。それからしばらくの間、夫は食事や水分を用意してくれたり、「大丈夫?」と声をかけてくれるようになりました。
その日を境に、夫婦の会話が少しずつ増えました。体調のことだけでなく、その日の出来事や小さな感想を交わす時間が生まれ、以前よりも互いを知る機会が増えたのです。
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この経験から、忙しい中でも相手の声に耳を傾ける大切さを実感しました。黙っていても伝わらない気持ちはあります。小さなサインや変化に気付き、言葉にして思いやることが、関係をより温かくしていくのだと思います。
著者:田中紗奈/30代女性・会社員
イラスト:マキノ
耳を疑う夫の言葉

結婚当初は、「いつか子どもができたらいいね」と同じであろう将来像を描いていました。結婚してしばらくたって子どもを授からないことに不安を感じた私は、不妊治療に踏み切るか夫に相談しました。すると夫はこう言いました。「子どもができたら俺は捨てられるの? 子どもを持つことが目的で俺と結婚したの?」と……。
私は耳を疑いました。
結婚して夫との子どもが欲しいと思うことは、私にとって自然なことだと思っていたのですが、夫はそうではないようでした。「君がいてくれたら俺はそれでいい。子どもを持つために結婚したんじゃない」と言うのです。
良いほうに考えれば、私に100%の愛を注いでくれるということかもしれません。でも、もし子どもができてしまったら、私の夫に対する愛情が減ってしまう……。それを夫は想像して寂しくなったのかもしれません。
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相手の考えを変えることは、簡単ではありません。それに変わることを求めるのも違うと思っています。「時が来るのを待つ」しかできず、それには忍耐と辛抱が必要です。相手に対する愛情がないと無理かもしれません。しかし、ただ待つだけではなく、夫の気持ちを理解して向き合うこと、また「子どものいる未来がどれだけ楽しいか」を共有し、それに向けて何をするべきかの話し合いも必要だと感じました。
著者:中村よしこ/40代女性・主婦
まとめ
夫婦といえど、完全に理解し合うことは難しいのかもしれません。それでも寝不足でつらい産後や体調不良をスルーされるなど、夫への気持ちが揺らぐような体験、理解されない絶望は簡単に消せるものではないでしょう。
それでも1組目の方は「あの時期を乗り越えたからこそ、今の自分がいる」と思えるなんて、素晴らしいですね。残りのお2人も、「相手の声に耳を傾ける大切さ」「夫の気持ちを理解して向き合う」ことなどに目を向けられたとのこと。今まさに、夫婦間のズレなどに悩んでいる人たちにとって、大切なヒントやエールになるのではないでしょうか。
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※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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