ひどい…そんな言い方しなくても…
待ち望んでいたわが子にやっと会えて、初めて名前を呼んであげたときの感動を、夫婦で噛み締めたあと、さっそく私の両親と義両親に報告しました。
私の両親は「いい名前だね」と、孫の誕生を喜んでくれたのですが、義父からは「変な名前だなぁ!」と言われてしまったのです。
確かに、あまり一般的な名前ではありませんでしたが、夫と一緒に考え抜いて、私たちの住む地域の由来や、古語にも通じる名前に決めました。
それをいきなり「変だ」と言われてしまい、驚きとショックで言葉を失いました。そのときは、落ち込みましたが、義父は素直でとても正直な人なので、思ったことをそのまま口にしてしまったようです。義父のまっすぐな性格は、わが子にも受け継いでほしいと思うので、仕方がないと諦めもつきました。
その後、次男も生まれて、義父は亡くなるまで、息子たちとまるで友だちのように遊んだり、おしゃべりをしたりと仲良くしてくれました。これも義父の素直な性格ゆえだったのだと思います。わだかまりは何もなく、今となっては義父らしいエピソードだなとほほ笑ましく思っています。
子どもの名前に関しては、夫婦や家庭でこだわりがあると思うので、安易に感想を言うべきではないなと思った出来事でした。珍しい名前のお友だちなどに会ったら、つい名前について反応してしまいそうになるので、とても気をつけています。
著者:橋野 夢子/40代・女性・保育士。2人の子どもを育てる母。
イラスト:マキノ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています