誕生日用のA5和牛がまさかの展開に
そしてお肉を見るなり、「いいお肉ね。どこで買ったの?」と、義母は興味津々の様子。私が「今日は誕生日のお祝いをしようと思って……」と話すと、「まあまあ、少し味見させて」と言ったのです。
「味見って、まだ生のお肉なのにどういうこと?」と戸惑いながらも、私は少しその場を離れました。すると数分後、戻ってきたときには、買ってきた和牛の半分以上が義母のバッグの中に入っていたのです。義母は「うちでも焼いてみるわね」と笑顔でそのまま帰ってしまいました。
あまりにも自然な流れで持っていかれたため、私は止めるタイミングを完全に逃してしまい……。仕方なくスーパーへ普通のお肉を買いに行きましたが、なんとも言えない複雑な気持ちになりました。
その夜、夫にこの出来事を話すと、「うちの母さん、昔からこういうところあるんだよね」と苦笑い。私は驚きとモヤモヤが入り混じったまま、後片付けをしていました。
今回のことで、義母に悪気がなかったとしても、やめてほしいことはきちんと伝える必要があると感じました。後日、夫から義母に「持っていく前にひと言ほしい」とやんわり伝えてもらったところ、それ以来、勝手に持ち帰ることはなくなりました。
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義母に悪気がなかったとしても、相手の了承を得ずに物を持ち帰る行為は決してよいものではありませんよね。また、そのことについて何も伝えずにいると、同じことが繰り返されてしまう可能性も。今回のように、パートナーを通じてやんわりと気持ちを伝えるのもひとつの方法です。小さなモヤモヤを放置せず、無理のない形で言葉にしていくことが、お互いに気持ちよく過ごすための一歩になるのかもしれませんね。
著者:高橋りな/30代 女性・パート。5歳と2歳の兄妹を育てる母。日々の暮らしを楽しむことを心がけている。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)