私と子ども3人で1万5000円なのに…夫は
当時の夫の月給は16万円で、決して裕福とは言えません。しかも、子どもが生まれた当時、夫は転職前で月給が歩合制の8万円ほどしかなく、貯金もほとんどありませんでした。
そのため、高価な洋服を買う余裕はありません。私は通販サイトやフリマサイトを利用して、自分と子どもたちの服をなんとか用意しました。夫の分については「自分で用意する」と言っていたので任せていたのですが……なんとオーダースーツを作ってきたのです。
信じられませんでした。私たちは「着たい服」ではなく「買える服」を選んでいたのに。
夫自身にもお金に余裕があるわけではなく、「月々ローンで返済する」と言います。そして「月1万円でいいから、家計から出してほしい」と言ってきたのです。私たちは3人分の服を合わせても1万5000円くらいなのに——。
当然、家計からのローン返済は却下しました。オーダースーツが全部でいくらだったのか、返済期間がどれくらいなのかも、聞く気になれず知りません。もちろん全額、夫のお小遣いから支払わせることにしました。
オーダースーツなので、本来はクリーニングなどの手入れが必要だとは思いますが、私は一切ノータッチです。
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冠婚葬祭ではきちんとした装いをしたいと思うものですが、家計の状況を無視した選択は、夫婦のすれ違いにつながることもあります。特別な日の準備だからこそ、ひとりで決めるのではなく、家計に見合った選択を心がけたいですね。
著者:大野妙子/40代 女性・パート。小4と小6男子を育てる母。子どもが生まれるまで夫の月給8万円(歩合制のため)で生活していた。
イラスト:あやこさん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月)